【宝塚記念トリビア】3連単の1万円切りなし 同じ“グランプリ”でも有馬記念と比較すると
京都競馬場で6月23日(日)に行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。目前に迫る“上半期のグランプリ”で、これまでに生まれた記録や興味深い出来事とは。今回は配当について深堀りする。 【写真】宝塚記念史上、単勝最高配当を記録したスイープトウショウ これまで64回の歴史において、単勝式でもっとも高額配当になったのは、05年スイープトウショウの3850円。以下、10年ナカヤマフェスタの3780円、16年マリアライトの2510円と続く。同じく“グランプリ”と称される有馬記念においては、1位がダイユウサクの1万3790円、2位マツリダゴッホの5230円、3位メジロパーマーの4940円なので、同レースよりは大番狂わせが少ないといえるかもしれない。 だが一方で、3連単に目を向けると意外な傾向も。有馬記念では3連単4桁配当が5度もあり、最低金額が16年の3940円なのに対して、宝塚記念では1万円を切ったことが無い。最低配当は09年にドリームジャーニー→サクラメガワンダー→ディープスカイで決着した時で1万630円だった。 宝塚記念は過去7回、京都で開催を行っている。その時はいずれも1番人気か2番人気のどちらかが馬券に絡んでいた。うち、69年(※4頭立て)、76年、91年の3回は1、2番人気の2頭によるワンツー決着。淀の舞台で行われる春のグランプリは、どんな結末を迎えるだろうか。 【式別ごとの最高配当】 ・単勝 05年 スイープトウショウ (11) 3850円 ・複勝 15年 ショウナンパンドラ(3着) (1) 1630円 ・枠連 03年 ヒシミラクル-ツルマルボーイ (5)-(5) 1万3250円 ・馬連 03年 ヒシミラクル-ツルマルボーイ (9)-(10) 1万4080円 ・ワイド 20年 キセキ(2着)-モズベッロ(3着) (12)-(14) 1万2070円 ・馬単 05年 スイープトウショウ→ハーツクライ (11)→(4) 2万8280円 ・3連複 15年 ラブリーデイ-デニムアンドルビー-ショウナンパンドラ (1)-(6)-(16) 15万7770円 ・3連単 15年 ラブリーデイ→デニムアンドルビー→ショウナンパンドラ (16)→(6)→(1) 52万8510円