【北九州記念】西村淳也騎手は人気問わず買い 東大HCが小倉芝1200mをデータで検証
コース紹介
今週末は小倉芝1200mコースでGⅢ北九州記念が開催される。開幕週の小倉で行われるサマースプリントシリーズ第2戦。連覇がかかるジャスパークローネや葵Sからの重賞連勝を狙うピューロマジックなど、粒揃いのメンバーとなった。 【北九州記念2024 推奨馬】複勝率77.8%の強力データ持つ伏兵馬あり! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 当該舞台の重賞はGⅢの北九州記念と小倉2歳Sの2レース(※今年の小倉2歳Sは中京芝1200mで開催)。今回は、この小倉芝1200mについてデータ分析を行っていく(使用するデータは2019年7月27日~2024年3月3日の過去5年分)。 まずはコース紹介。向正面の2コーナーポケットからスタートし、スタートから200mほどは下り坂となっている。3コーナーまでは約480mの直線が続いており、3~4コーナーはスパイラルカーブかつ下り坂。最終直線は平坦で長さは293mとなっている。
とにかく逃げ先行馬
<小倉芝1200m・過去5年の枠別成績> 1枠【40-31-42-539】勝率6.1%/連対率10.9%/複勝率17.3%/単回率109%/複回率75% 2枠【40-40-36-555】勝率6.0%/連対率11.9%/複勝率17.3%/単回率64%/複回率71% 3枠【29-41-60-567】勝率4.2%/連対率10.0%/複勝率18.7%/単回率44%/複回率69% 4枠【38-53-35-595】勝率5.3%/連対率12.6%/複勝率17.5%/単回率50%/複回率68% 5枠【47-48-53-590】勝率6.4%/連対率12.9%/複勝率20.1%/単回率79%/複回率76% 6枠【42-55-53-608】勝率5.5%/連対率12.8%/複勝率19.8%/単回率64%/複回率90% 7枠【89-76-55-745】勝率9.2%/連対率17.1%/複勝率22.8%/単回率103%/複回率97% 8枠【76-58-66-802】勝率7.6%/連対率13.4%/複勝率20.0%/単回率87%/複回率83% 枠別成績を見ていくと、全体的に外枠有利の傾向。少しのロスが致命的となるスプリント戦では、包まれるリスクの小さい外枠はプラスのようだ。一方、内枠で唯一単回収率がプラスなのが1枠。1枠×逃げ馬は【11-8-5-31】勝率20.0%、単回収率172%と優秀だ。 過去5年の重賞に限定すると中枠の成績が落ち、内枠と外枠の成績が良くなる。特に注目したいのが、1、3、8枠。1枠は【2-0-2-14】単回収率953%(22年北九州記念で16番人気ボンボヤージが勝利)、3枠は【2-2-1-14】同122%、8枠【4-2-3-21】同177%といずれも妙味がある。 <小倉芝1200m・過去5年の脚質別成績> 逃げ【85-63-30-223】勝率21.2%/連対率36.9%/複勝率44.4%/単回率185%/複回率165% 先行【179-174-151-1001】勝率11.9%/連対率23.5%/複勝率33.5%/単回率100%/複回率114% 差し【101-138-178-2093】勝率4.0%/連対率9.5%/複勝率16.6%/単回率61%/複回率78% 追込【35-27-40-1677】勝率2.0%/連対率3.5%/複勝率5.7%/単回率47%/複回率35% 次に脚質別成績について。小倉芝1200mはスタートから下り坂が続き、先行する負荷が低いコース。最後の直線が比較的短いことも相まって、逃げ、先行が優勢だ。基本的には前に行ける馬を狙っていこう。 過去5年の重賞に限定すると、逃げ【3-1-1-7】単回率302%、先行【3-3-3-41】同42%、差し【3-7-3-50】同333%、追込【3-1-5-43】同40%という成績。逃げや差しの妙味がアップした分、先行馬の妙味が落ちる結果となった。取り扱いに悩む差し追込勢について詳しく見ていくと、複勝率では外枠がやや優勢。特に8枠は【3-1-3-16】複勝率30.4%、複回収率124%と安定しており、後方待機組を狙う場合はスムーズに外へ出せる外枠を高く評価すべきだ。