【北九州記念】西村淳也騎手は人気問わず買い 東大HCが小倉芝1200mをデータで検証
迷ったらロードカナロア産駒、オールラウンダーの西村淳也騎手
<小倉芝1200m・過去5年の産駒別成績> ロードカナロア【45-34-23-312】勝率10.9%/連対率19.1%/複勝率24.6%/単回率113%/複回率74% ダイワメジャー【30-19-21-183】勝率11.9%/連対率19.4%/複勝率27.7%/単回率150%/複回率95% ビッグアーサー【12-10-9-87】勝率10.2%/連対率18.6%/複勝率26.3%/単回率86%/複回率68% 産駒別成績では、ロードカナロア産駒が2位に15勝差をつけて独走。単勝をベタ買いするだけでプラスになる。重賞では【3-1-2-19】で単回収率は758%。3勝はいずれも5番人気以下での勝利で、人気薄でも押さえておく価値はある。 2位は30勝でダイワメジャー。こちらも単回収率は150%と妙味十分。特に前走から距離短縮をしてきた馬が狙い目だ。【9-3-2-36】で勝率18.0%、単回収率253%、複回収率123%を記録している。 3位はニューカマーのビッグアーサー。良馬場より馬場が渋った方が好成績なのが特徴だ。良馬場では【5-6-5-52】で勝率7.4%、単回収率50%なのに対して、稍重以下では【7-4-4-35】で勝率14.0%、単回収率137%と上昇する。 今週末の北九州記念では、グランテストやナナオがロードカナロア産駒、カンチェンジュンガがビッグアーサー産駒に該当する。 <小倉芝1200m・過去5年の騎手別成績> 西村淳也【27-7-17-157】勝率13.0%/連対率16.3%/複勝率24.5%/単回率150%/複回率101% 松山弘平【24-15-14-98】勝率15.9%/連対率25.8%/複勝率35.1%/単回率84%/複回率76% 松若風馬【20-7-8-134】勝率11.8%/連対率16.0%/複勝率20.7%/単回率150%/複回率75% 最後に騎手別成績について見ていく。トップは西村淳也騎手。逃げ、先行、追込で単回収率100%を超えており、オールラウンダーっぷりを発揮している。人気馬できっちり結果を残す一方、5番人気以下の人気薄でも【12-4-11-103】で勝率9.2%、単回収率は182%あり、見かけたら買い目に入れて損はない。 2位は松山弘平騎手。逃げ【8-2-1-6】勝率47.1%、単回収率214%と、逃げた際の信頼度が非常に高い。ただ、前走逃げた馬では【1-0-1-9】複勝率18.2%、複回収率26%と苦戦している点に注意だ。狙い目は前走先行した馬で【7-6-4-25】複勝率40.5%と、安定感がある。 3位は松若風馬騎手。1~3番人気では【7-5-2-23】で単回収率60%なのに対し、4番人気以下では【13-2-6-111】で単回収率175%と大きくプラス。人気薄で積極的に狙っていきたい。 今週末の北九州記念では西村騎手がバースクライ、松山騎手がピューロマジック、松若騎手がペアポルックスに騎乗予定だ。ほか、ジャスパークローネに騎乗予定の団野大成騎手は【4-10-8-79】で勝率4.0%、ナナオに騎乗予定の和田竜二騎手は【6-14-9-109】で同4.3%、サーマルウインドに騎乗予定の川田将雅騎手は【16-8-4-24】で同30.8%となっている。 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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