「そうだったのか…!」都内中堅女子校で圧倒的な人気を誇る「三輪田学園」人気の秘密とは?
ここ数年で飛躍的な人気を集めている女子校、「三輪田学園」をご存知でしょうか。 市ヶ谷駅・飯田橋駅を最寄りとする好立地でありながら、法政大学との高大連携による30名の推薦枠、充実した施設と授業、きめこまやかな進路指導、風通しのよい自由な校風、校長先生の魅力的な人柄...。 「う、嘘でしょ…」“普通の親子”が国公立の中高一貫校に見学に行ったら…思わず顔が引きつった「生徒たちの実態」 さまざまな魅力で、今都内の中堅女子校の中で、圧倒的とも言える人気を誇っている学校です。 その人気の秘密はどこからくるのか...? 潜入取材してみました。
高大連携による大学推薦枠
まず、人気の火付け役となったのは、2023年に新たに法政大学との高大連携が強化され、推薦枠が30名にまで拡大されたことです。 近年、中堅校を中心に大学への推薦枠が増えたり、付属校化したりすることによって人気になる学校がいくつかありますが、三輪田学園もそのひとつです。 ちなみに、法政大学への推薦枠が30名に拡大しましたが、昨年、一昨年の進学実績をみてみると、実際に推薦枠を利用して進学した生徒は10数名となっています。 それは、推薦枠拡大の発表をしたのが2年前であり、推薦枠の利用のために必要な科目選択ができていない生徒が多かったからとのこと。 現在の中学生や、これから三輪田学園に入学する生徒は、法政大学への推薦枠を利用するための条件を理解した上で科目選択をすることができますので、これから数年をかけて、推薦枠の利用人数は満枠に近づいていくことでしょう。 また、高大連携は、推薦枠に注目が集まりますが、実際にすぐ近くにある法政大学の校舎で、高大連携の授業を受けることもできます。 大学での学びを理解した上で進路を決定することができるため、大学入学後に「こんなはずじゃなかった」という齟齬を生ないためにも非常に良い経験になります。
きめ細かい進路指導
進路指導は、進学校として欠かせない機能であり、特に中堅校~難関校は、進学実績を上げるために力を入れていることが多いです。 三輪田学園も、その例に漏れず、非常に丁寧に進路指導をしている印象でした。 もっとも印象的だったのが、放課後に開放されているMiwada Learning Loungeと呼ばれる、リクルート社と提携して運営している自習室になります。 ここには、チューターの大学生も常駐しており、質問対応などもしてもらえます。 自習室に関しては、各学校で差が出るところですが、三輪田学園は、座席も多く、チューターも在籍しているところから、かなり充実している印象です。 取材日はテスト前だったこともあり、満席の賑わいぶりでした。 そのほかにも、学習予定を記入するよう指導されている手帳のチェックがあったり、毎朝の朝学習や小テスト、講習なども充実しています。 こういった取り組みによって、推薦枠の利用だけではなく、一般入試で難関大学に進学する生徒も増やしていきたいと校長先生はおっしゃっています。 そしてなんといっても、施設の充実さも魅力の一つ。次回、詳しくご紹介していきます。