契約更改交渉を終えたヤクルト・宮本

　ヤクルトの宮本丈内野手（29）が12日、都内で契約更改交渉に臨み、今季年俸2200万円から100万円アップの年俸2300万円でサインした。 　今季は60試合の出場で打率・259、0本塁打、6打点。 　今季はスタメン出場で結果を残した一方、代打の打席は無安打。球団からは「勝負強いバッティングを取り戻してほしい」と言われたという。 　来季に向けて色紙には「大切」と書き「一日一日、1打席1打席、1プレー1プレー。日頃から何事も大切にしていきたい」と理由を語った。 　今季限りで現役を引退した青木宣親さんが打席に懸ける思いを見ており「技術はまねできないけど、気持ちは受け継いでいける」と力を込めた。 　昨年まではその「青木組」の一員として自主トレを行っていたが、青木さんが抜けて今オフは自身が最年長として長岡、丸山和らを引き連れて練習を行う。 　「自分が先頭に立つのは初めて。今まではノリ（青木）さんが考えてくれて、段取りとかも自分たちがやりやすいようにしてくれていた。いい環境でやらせてくれて、改めて感謝の思いです」 　契約後の会見には、青木さんから贈られたエルメスのネクタイを着用した。来季は青木さんの思いを受け継いで「大切」に生き、そしてプレーする。