吉田正尚、ハードヒット2本で今季5度目マルチ安打「最近は強い打球が目立ち、直近5試合は打率・375。ささやかな一歩だが…」と地元メディア
◇30日(日本時間1日)MLB レッドソックス4―1パドレス(ボストン) レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は、地元のパドレス戦で4打数2安打、1三振。今季出場37試合目で5度目のマルチ安打をマークした。チームも勝ち、パドレス3連戦の全敗『スイープ』は免れた。 吉田らしい強い打球が出てきた。4回先頭の第2打席は143キロの内寄り直球をたたき、初速109マイル(約175キロ)の弾丸ライナーが右前へ。さらに6回も低めカットボールを捉え、打球初速102マイル(約164キロ)の右前打とした。 地元ネットラジオ局プレーテッシーは「吉田正尚は明らかに自ら望んだようなシーズンを送っていない。だが、最近は強い打球が目立ち、直近5試合は打率・375(16打数6安打)、2二塁打だ。ささやかな一歩だが…」と報じた。 実際、直近5試合での6安打はいずれも打球初速95マイル(約153キロ)以上の通称『ハードヒット』で、そのうち5本は初速102マイル以上だった。また、今月11日まで左親指痛で約6週間離脱した影響もあり、今季は打率2割3分9厘となっている。 地元中継局NESNのウィル・ミドルブルックス解説者は「最近の吉田は強い打球があるが、ほとんどが右方向へ引っ張ったもの。逆方向に強くたたけた打球があまりない。明らかに打球方向のアプローチを練習する必要がある」と、注文を付けつつ、「でも、少し復調気味なのを見られて良かった。彼のバットがもう少し暖まれば、Rソックス打線にとっては大きいからね」と、前向きに語った。
中日スポーツ