ド軍FA胴上げ投手がオプトアウト権付きの複数年契約を要求か。地元メディアは退団濃厚と報道 「ビューラーがいなくても前進する準備ができているようだ」
MLBロサンゼルス・ドジャースから今オフFAとなっている剛腕ウォーカー・ビューラーが別のチームへ移籍する可能性が高いと現地12月15日、ド軍専門メディア『DodgersBeat』が報じた。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 2022年に2度目のトミー・ジョン手術を受け、今季メジャー復帰を果たしたビューラーだったが、16試合に先発し1勝6敗、防御率5.38とこれまでの活躍と比較すると物足りないシーズンに。ポストシーズンでは3回の先発登板で1勝1敗。自責点6、無失点、無失点と、好不調の波があったものの随所で輝きを見せ、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第5戦では1点リードの9回裏にサプライズ登板し、胴上げ投手となった。 米大手スポーツ局『ESPN』のバスター・オルニー記者によると、ビューラーの代理人はオプトアウト付きの複数年契約を希望しているという。しかし『DodgersBeat』はドジャースがビューラーの耐久性や不安定さによるリスクに懸念を感じているとし、現にクオリファイングオファーを提示しなかったことを指摘。ブレイク・スネルの加入で先発ローテーションも固まったため、ビューラーの長期契約要求に応じる意思が無いと推測し「ファンは間違いなく彼の燃えるような競争力とクラッチパフォーマンスを懐かしむだろうが、チームはビューラーがいなくても前進する準備ができているようだ」と綴った。 ビューラーの獲得にはニューヨーク・メッツ、アトランタ・ブレーブス、シカゴ・カブス、デトロイト・タイガースが興味を示しているといい、ヤンキースやボストン・レッドソックスもマックス・フリード、ギャレット・クロシェを獲得する前は関心を寄せていたという。 ドジャース一筋で今季10年目のシーズンを終えたビューラー。2021年にはオールMLBファーストチームにも選ばれた剛腕はロサンゼルスを旅立つのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部