町田 安井&荒木が“臨時店員”でファンと交流「初めての経験だったのでパワーをもらった」
J1で逆転優勝を目指すFC町田ゼルビアは9日に東京・国立競技場をホームとしてFC東京戦に臨む。4日には都内の新宿マルイ本館で同戦に向けたPRイベントを行い、MF安井拓也(25)とFW荒木駿太(25)がクラブ公式グッズ売り場に登場した。 安井と荒木は抽選で選ばれたファンへサインや写真撮影で触れ合った。さらに“臨時店員”として、クラブ公式グッズ購入者の会計や商品の手渡しを担当。イベント後の取材に応じた荒木は「こんなに近くで触れ合うことは初めての経験だったのでパワーをもらったし、“また頑張ろう!”という気持ちになった」と笑顔で話し、安井も「足を運んでくれることがありがたい。“昨日の(アウェーの)鳥栖戦にも応援に行ったよ!”と言ってくださる方もいた。皆さんに支えてくれていることを再確認した」と感謝した。 それぞれ公式戦での負傷により戦線離脱しているが、右脛骨(けいこつ)骨幹部骨折だった安井が「順調に治ってきている。焦らずに毎日できることをやる」とアピールすれば、右第5中足骨疲労骨折と診断されていた荒木も「自分も順調に治ってきている」と強調した。 チームは国立ホームゲームで昨季1分け、今季1分け2敗で未勝利。さらに前日3日の鳥栖戦に敗れ、5試合勝ちなしで今節首位に浮上した神戸と残り3試合で勝ち点7差となり、逆転優勝へ厳しい状況に追い込まれている。それでも、安井は「自分は今、プレーできない状況だけど、みんなに純粋にサッカーを楽しんでほしい。いつまでも自分たちはチャレンジャーとして挑む必要がある。自分にできることは限られているけど、リハビリの姿勢やトレーニングに励む姿が、チームの熱量として大事で試合につながる」と語り、荒木も「みんなが一つになったら連勝できる」と言葉に力を込めた。