斎藤元彦氏「真実はSNSにある」発言否定 今回の兵庫県知事選は「メディアリテラシーが問われた選挙」
17日投開票の兵庫県知事選で再選した前職・斎藤元彦氏(47)が一夜明けた18日、会見を開き、今回の選挙を振り返った。 【写真あり】同級生らからの花束を手に当選の喜びを語る斎藤元彦氏 立候補したのは、日本維新の会を離党した前参院議員の清水貴之氏(50)、元尼崎市長の稲村和美氏(52)、斎藤氏ら過去最多の7人。選挙戦の情勢では、稲村氏が優勢と伝えられていたが、大逆転での勝利となった。 選挙戦中に、SNSで斎藤氏のパワハラ、おねだり疑惑には捏造説、陰謀説が広がり、同選挙に立候補していたN国党党首の立花孝志氏が、斎藤氏が街頭立った後に後押しとなる演説を行ったことでも徐々に支持が拡大していった。 パワハラを告発した文書問題については「真摯に対応していく」とした上で「大事なのは政策を進めていくこと」と主張。また、今回の選挙で「SNS戦略」が奏功したことについては「SNSは大きなポイントだったと思いますね。有権者の方が私の政策を整理してくださって、動画で拡散してくれたりして。私の政策を理解していただく上でとても重要だったと思います」とし、「メディアリテラシーが問われた選挙」と振り返った。 記者から「真実はSNSにある」と話していた…と追及されると、「どっちに真実があるないとは言ってない」と反応。「視聴者や県民のみなさんがいろんなメディアを見て、どう判断するかだと思いますので。ひとつのメディアが全てではないはず。報じられ方を比べながら判断されたと思う」と推察し、「私に向けられた報道のご指摘や批判は受け止める。県民のみなさんが報道をどう受け止めるかは、それぞれの判断でやっていただく」「\国民の皆さんが自分自身で色んなものを調べて判断される選挙だったんじゃないかなと思います」とした。