運動会の定番競技といえば?昭和は行進もしっかりと。イマドキの運動会は紅白に分かれない?撮影もNG?
テレビ東京『ありえへん∞世界」でも昭和の運動会が特集され、行進の練習をそろうまでやらされるなどの様子に、令和世代は驚きの連続でした。最近の運動会は、昔よりもルールや規制が多くなっています。「時代の流れに合わせて変えていくのは当然のこと」と受け止める人もいれば、「運動会らしさが損なわれている」と問題視する人もいて、大きく意見が分かれているのが現状です。 【写真】いくつ参加したことがある?運動会の定番競技 * * * * * * * ◆勝ち負けをつけない 手足をそろえて勇ましく入場行進、紅白2つのチームに分かれて得点を競い合う…運動会ではおなじみの光景でした。 しかし、「子どもたちが勝ち負けにこだわりすぎて、運動会を純粋に楽しめなくなる」などの懸念から、最近ではチーム分けをしなかったり、点数をつけなかったりする学校が出てきています。 同様の理由から、徒競走やリレーなどの競技で順位付けを行わない学校や、そもそもこうした競技自体をプログラムから外す学校もあるようです。 【保護者の意見は…】 (肯定派) ・足の遅い子でも劣等感を抱かずに楽しめる ・順位や総合成績ではなく、子ども一人ひとりの頑張りや成長を重視するべき ・勝ち負けがはっきりしていると、運動が苦手な子はやる気をなくしてしまう (否定派) ・勝利を目標にすることで張り合いが生まれる ・負けた悔しさをバネに成長することもある ・足の速い子が輝けるせっかくの機会なのでなくさないでほしい
◆撮影禁止 今は誰もが手軽にスマホで撮影し、SNSに投稿できてしまう時代です。そのためプライバシー保護の観点から、運動会の撮影を禁止する動きが出てきています。 撮影禁止の学校では、代わりに業者を手配したり、ライブ配信を行ったりするのが一般的です。 また、「スマホでの撮影はNGだが、デジカメやビデオカメラでの撮影はOK」としている学校もあります。 【保護者の意見は…】 (肯定派) ・撮影のための場所取りをしなくて済む ・子どもの応援のみに集中できる ・保護者や子どものプライバシーが守られる (否定派) ・撮影も運動会の楽しみの1つ ・完全に業者任せだと、自分の子どもが写っている写真が少ない可能性がある ・デジカメやビデオカメラを持っていない家庭も多い
【関連記事】
- 変わりゆく運動会。「半日だけ開催」「危険な競技は廃止」「お弁当は教室で」…。あなたは賛成?それとも反対?
- 小学校の卒業文集が出てきた。読み返すと、中学・高校の楽しかったバスケ部、大学生で遭ったいじめ…あの頃の思い出がよみがえって
- 子どもにスマホをいつ持たせる?寝るのは何時?名門小学校・前校長が教える、「家庭内ルール」を守らせるポイント
- 洗足学園小学校・前校長 なぜ<全員中学受験が前提>のハイレベル小学校に大躍進できたのか?児童の学力向上につながった「小学校による受験サポート」とは
- 名門小学校・元校長が教える、子どもが勉強するのは何のため?「良い生活を送らせるためだけではない。親が学ぶことの意味を忘れると、子どもは苦しくなる」