台風11号 中国・ベトナムを直撃、被害拡大 一時「スーパー台風」に指定
猛烈な勢力で一時「スーパー台風」に指定された台風11号は、中国やベトナムを直撃し、被害が拡大しています。 台風11号は猛烈な勢力を保ったまま6日、中国南部に上陸しました。アメリカ軍の発表によると一時、最も強いレベルの「スーパー台風」に指定され、各地に大きな被害をもたらしています。 中国国営メディアによりますと、海南島や広東省などで3人が死亡し95人がケガをしたほか、122万人以上が被災したということです。 台風11号はその後ベトナム北部に上陸し、ロイター通信によりますと、これまでに4人が死亡、78人がケガをしていて、十数人が海上で行方不明となっているということです。 沿岸部では5万人以上が避難し、気象庁は首都ハノイでも洪水の恐れがあるとして警戒を呼びかけています。