兵庫・三田(さんだ)駅エリアのマンションは”買い”か? 最終局面を迎える駅前再開発事業で多世代が集まる都市を目指す今注目のエリア
兵庫・三田駅エリアの中古マンション価格
ここからは、三田駅エリアのマンション相場を確認してみよう。三田駅徒歩圏内の中古マンション価格の一例を以下の表にまとめた。 【三田駅エリア 中古マンションの販売価格】 駅近のファミリータイプの間取り(2LDK、3LDK)は、2,000万~3,000万円前後で推移していることがわかる。そこで、三田駅からJR宝塚線で約16分の場所にある、宝塚駅のマンション価格と比較してみよう。 【宝塚駅エリア 中古マンションの販売価格】 三田駅と宝塚駅周辺のマンション価格を比較すると、築年数や専有面積の条件が類似している物件でも1,000万円近い価格差が出ている。もちろん利便性や都心までのアクセスに差があることは確かだが、ファミリータイプの物件を手頃な価格で購入できるのが、三田駅エリアの特徴だと言える。
兵庫・三田駅エリアは「買い」か?
自然が豊かで、大規模なニュータウンが開発されてきた三田市。そんな三田市で行われている三田駅前再開発事業も、いよいよ最終段階を迎えている。再開発の最終エリアであるCブロックの整備が完了すれば、駅前の賑わいや人の流れに大きな変化が起こるだろう。 さらに、大阪や兵庫の主要都市に1時間以内でアクセスでき、新幹線停車駅や空港を利用する人にとって便利な三田駅は、犯罪率の低さからもファミリー層の人気も高い。 関西の中でここまで駅前の再開発事業に力を入れているエリアは、そう多くないと言える。将来的に多くの世代が集まり、住みやすい住環境や賑わいが期待できる三田市が、5年後の”買い”エリアとして位置づけられるのではないだろうか。
杉山明熙