中国の景気刺激策、内需拡大と年間成長目標達成が目的-財政次官
(ブルームバーグ): 中国財政省の廖岷次官は25日、同国が最近打ち出している景気刺激策は、内需拡大と年間成長目標の達成を主な目的としていると述べた。投資家は、重要な財政パッケージの詳細発表が見込まれる全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会を待っている。
廖次官は「内需拡大と今年の国内総生産(GDP)成長目標達成のために、マクロ政策を強化することが目標だ」と、国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会が開催されている米ワシントンでブルームバーグ・ニュースに語った。その一方で、「特に消費を含めた内需の喚起など、経済の再編を推進するために、金融政策と調整する」ことも目標だと述べた。
「今回の政策はかなり大規模なものになるだろう」と同氏は述べ、藍仏安財政相が以前表明した考えをあらためて示した。
廖次官は中国の財政政策の詳細について、11月4-8日に開催予定の全人代常務委員会の会合終了後に発表される見通しだと他国の代表団に明確に伝えたと発言。「中国の財政政策は法的な手続きを経ることが必要だ」と付け加えた。
原題:China’s Stimulus Aims to Boost Consumption, Top Official Says(抜粋)
--取材協力:Viktoria Dendrinou.
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