【ホープフルS展望】好走条件そろったクロワデュノールが無傷3連勝に挑む
2013年まで同時期に同条件で行われていたオープン特別と名前が同じだが、正確には阪神で行われていたラジオNIKKEI杯2歳Sの後継という位置づけ。前身の時代からクラシックに直結する一戦として知られていたが、GI昇格後もサートゥルナーリア、コントレイル、そして昨年はレガレイラを輩出しており、出世レースの伝統は引き継がれている。 【写真】クロワデュノールのこれまでの軌跡 1.距離延長組が優勢 GI昇格後の過去7回で、勝ち馬の内6頭が今回距離延長の馬。中距離戦だけに同じ距離を使われている方がアドバンテージになりそうだが、この条件に関してはスピードの裏付けが必要なようだ。特に前走で1800mを使われた馬が優勢だ。 2.前走上がり2位以内 過去7回の成績を前走の上がり3ハロン順位別で見てみると、上がり1位だった馬が[3-3-4-33]で複勝率23.3%、上がり2位が[3-2-1-17]で複勝率26.1%なのに対し、上がり3位以下だった馬は[1-2-2-35]で複勝率12.5%。 3.詰まったローテは苦戦傾向 過去7回の成績を前走からの間隔別で見てみると、中4-8週の馬が[6-5-3-43]で複勝率24.6%、中9週以上の馬が[1-1-3-16]で複勝率23.8%なのに対し、中3週以内の馬は[0-1-1-27]で複勝率6.9%。 クロワデュノールは前走で1800mの東京スポーツ杯2歳Sを上がり1位の末脚で勝っている。中5週と理想的なローテーションで、無傷3連勝での戴冠も十分。