上田竜也が語る“舞台に立ち続ける理由” 「自分の活動がファンの充実感に繋がればいい」
■どちらかと言うと僕は破天荒側
「公演を重ねる度に100%が150、200%になる可能性があるのが舞台の魅力じゃないかな」。さまざまな舞台作品を彩ってきた上田竜也(KAT‐TUN)は、そう言葉にする。そんな彼が次に出演するのは、名優・佐々木蔵之介が主演の舞台『破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~』だ。己の目で見た事しか信じず、未来への重き扉を一人で無理やりこじ開けた、神聖ローマ帝国皇帝・フェデリコ(佐々木)。上田はフェデリコと対峙する息子・ハインリヒを演じる。上田はインタビューで「優等生なイメージのハインリヒよりも、破天荒なフェデリコに共感できるかも」と語った。 【別カット】モノトーンコーデを着こなした上田竜也の全身カット ――本作への出演が決まったときはどんな気持ちでしたか? 上田:中世ヨーロッパの物語を描いた舞台作品への出演が久しくなかったので、衣装や演出などがどんなものになるのかなという楽しみがありました。フェデリコとハインリヒの親子対決というのも面白そうだと思いましたね。 ――主演の舞台が続いていましたが、今回は一出演者として舞台に立ちます。 上田:舞台は主演によって現場やその作品自体の空気感も大きく変わると思うんです。僕が主演を務めるときも、みんなのモチベーションを高めたり、チーム感を強めたりということは意識してやっていました。今回はそういうことをあまり意識しなくてもいい立場なので、好き勝手やらせてもらおうと思います(笑)。 ――身を任せて色々とチャレンジしてみようかなという気持ち。 上田:そうですね。 ――演じるハインリヒへの印象をお聞かせください。 上田:すごく真面目というか、優等生というイメージが強いですね。破天荒な父親・フェデリコとは真逆のような。 ――ハインリヒと共感できる部分はありますか? 上田:どちらかと言うと僕は破天荒側。周りからしたら理解できないことでも自分のなかでは計算して行動しているという点で言えば、フェデリコの方が共感はできるかもしれません。 ――フェデリコは100年以上やっても決着しない戦争の無駄に気付き“文通”で戦いを止めたリーダーです。上田さんが一国の王なら、話し合いなどで解決するという手段を取ると思いますか? 上田:どうでしょうね。時代によると思います。今の世の中なら、まず話し合いで解決するでしょうし。ただ、10代の頃から言っていますが、僕は「目には目を、歯には歯を」タイプなんですよ。なので、恐らくあの時代だったら、攻めてくるなら徹底抗戦、和解を求められたら応じる気がします。 ――本作は、アクションもあるとお聞きしました。 上田:楽しみです。アクションはエンターテインメントとしての面白さが詰まっているところだと思うので、やるなら、できるだけ派手にやりたいですね。