高野連・宝会長「コロナが皆無でなくとも開催したい」 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考委員会が28日、オンラインで開催された。 【センバツ出場決定 喜び続々】 日本高校野球連盟の宝馨会長は2021年12月の就任以来初となる選考委員会に臨み、「選考のプロセスを初めて知った。みなさまのご苦労、ご準備に敬意を表したい」と述べた。21世紀枠特別選考委員としても推薦理由説明会で、各都道府県高校野球連盟理事長らに積極的に質問した。「21世紀枠の候補校はいずれも(選出に)ふさわしい高校だった。選考は難しいところもあった」と素直な心境を吐露した。 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が拡大し、収束が見通せない状況だが、「昨夏の大会は無観客で開催し、出場選手のPCR検査など健康管理を大会期間中に行った実績もある。コロナが皆無でなくとも、センバツは開催したい」と強調。その上で「オミクロン株は2月中に収束してほしいが、コロナの推移を見ながら適切に対応していけると思っている」と大会開催に向けて意欲を示した。【大東祐紀】