38歳ガスケ 逆転勝ちでチャレンジャー大会10度目V、史上3番目に年長の王者に<男子テニス>
カシス・オープン・プロバンス
男子テニスのカシス・オープン・プロバンス(フランス/カシス、ハード、ATPチャレンジャー)は8日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した第3シードのR・ガスケ(フランス)がJ・ロディオノフ(オーストリア)を3-6, 6-1, 6-2の逆転で破りチャレンジャー大会で10度目の優勝を果たすとともに、史上3番目に年長のチャレンジャー大会王者となった。 【リシャール・ガスケ 選手詳細情報】 38歳のガスケは前週の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)予選2回戦で敗退。その後、カシス・オープン・プロバンスに出場すると4試合を勝ち抜き決勝進出を決めた。 そして決勝戦の第1セット、ガスケは第3ゲームでブレークに成功するも直後の第4ゲームから4ゲームを連取され先行を許す。それでも続く第2セットでは開始から5ゲームを連取し1セットオールに追いつく。 迎えたファイナルセット、第1ゲームでブレークに成功したガスケはその後ブレークポイントを与えず。終盤となる第7ゲームで2度目のブレークを奪い、1時間43分で優勝を決めた。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにガスケのコメントを掲載しており「とても誇りに思う。大会で優勝するのはいつも特別なこと。全米オープンで悪い結果に終わった後だったので、最初の2試合を乗り切るためにベストを尽くし、その後はいいプレーができるようになった。再び大会で優勝できて最高だね。残りのシーズンに向けて大きな自信になったよ」と語った。 ガスケにとっては2017年9月のシュチェチン・オープン(ポーランド/シュチェチン、クレー、ATPチャレンジャー)以来 約7年ぶり10度目のチャレンジャー大会優勝に。さらに39歳7ヵ月で優勝したI・カルロビッチ(クロアチア)、38歳3ヵ月で優勝したF・ベルダスコ(スペイン)に次ぐ史上3番目に年長となる38歳2ヵ月でのチャレンジャー大会制覇となった。
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