トム・クルーズ、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」監督と深海ホラーに挑戦
トム・クルーズが深海を舞台にした新作ホラー映画「ディーパー(原題)」に主演する方向で調整していることが明らかになったと、米Deadlineが報じている。 監督は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」でクルーズと組んだダグ・リーマン。リーマン監督はニューヨークで、ドキュメンタリー映画「Gaucho Gaucho」の上映会に出席した際、「ホラー映画を撮ってみたい。私もトムも、これまでホラー映画は撮ったことがないからね」と語り、本企画への意欲を示している。 企画の歴史は約10年前にさかのぼる。当初MGMが「クロニクル」のマックス・ランディスによる脚本を獲得し、ブラッドリー・クーパー主演、コーネル・ムンドルッツォ監督(「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」)での映画化を目指した。その後、イドリス・エルバと「ビースト」のバルタザール・コルマウクル監督のコンビでも企画が進められたが、実現には至らなかった。現在はワーナー・ブラザースで新たな展開を見せている。 クルーズとリーマン監督は現在、NASAとSpaceXの協力のもと実際の宇宙空間での撮影を目指す作品も企画中。ホラー企画が実現すれば、ふたりにとって3作目か4作目のタッグ作となる。 クルーズは来夏公開予定の「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」のほか、1990年の「デイズ・オブ・サンダー」の続編も進行中。一方のリーマン監督は、アマゾンMGMでヒットを記録した「ロードハウス 孤独の街」と、アップルで配信中のケイシー・アフレック、マット・デイモン主演作「インスティゲイターズ 強盗ふたりとセラピスト」の続編を検討している。