「衝撃を受けた」元日本代表DF坪井慶介氏がEUROで驚いたDFとは?
元日本代表DF坪井慶介氏がここまでのEURO2024を振り返った。 白熱のグループステージが終了し、ベスト16が決定したEURO2024。フランスやスペイン、ドイツ、イングランド、イタリア、ポルトガルなど大国が順当に突破した中、クロアチアが敗退、初参戦のジョージアが16強入りを果たすなどのサプライズも出ている。 【画像】決勝トーナメント表 UEFA EURO 2024 『WOWOW』で解説を務める坪井氏は「W杯よりもGS突破が難しい大会かもしれませんね」と改めてそのレベルの高さについて言及し、ここまでの印象について、「どの国もGSは苦労するんだなと感じました。スムーズに勝ち上がっているのはスペインとドイツ、ポルトガルぐらいで、あとはどの国も苦労している印象があります。強豪国と呼ばれる国以外のチームでも非常に良いサッカーをしていると思います。そういう意味で、GS突破はやはり厳しいものだなと感じました」と語った。 また、個々の選手については、「イタリアのリッカルド・カラフィオーリ(ボローニャ)はクロアチアのヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ)が出てきたときのような衝撃を受けました」と、22歳ながらアッズーリのレギュラーとして印象的な活躍を見せているセンターバックに驚いたことを明かし、その理由を解説した。 「サイズもあるし足元も強くて守備は間違いないですが、左足でボールを前に持ち運ぶこともできるので注目しています。現代のDFには、パスが出せることとボールを前に運べることが求められますが、僕はいつも言っている通り、DFはまず守れないといけません。その点でもグヴァルディオルやカラフィオーリはやっぱり守備もすごい。それがベースにあった上で、攻撃のタスクをあれだけこなせるのはすごいなと思いますね」 そして、優勝予想を問われると、「面白くない無難な答えとしては、スペインだと思いますが、個人的にはベルギーにも期待しています」と、4チームが勝ち点4で並んだグループを2位通過したベルギーを選択した。 「実は現役時代からベルギーが好きで、チーム内で優勝予想をした際にはいつもベルギーを挙げていました。デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)はキレキレですし、フィニッシュの面で上手く嵌まれば勝ち上がっていけると僕は思っています。今大会まで知りませんでしたが、ドディ・ルケバキオ(セビージャ)も、ものすごく良い選手です。ベルギーとポルトガルの中盤から前のタレントは本当に素晴らしいです」