「ライス無料」のラーメン屋に行くときは、毎回「茶碗2杯分」のライスを頼んでいます。どれだけ「お得」に食事できているでしょうか?
健康面で考えてみると
ラーメンに無料のライスを合わせて食べるのは、金額面を考えると非常にお得で効率よくお腹を満たせるということが分かりました。しかし、健康面を重視した場合に、この組み合わせは果たして体によいものなのでしょうか。 ラーメンのカロリーの目安は、醤油ラーメンの場合1杯あたり約430キロカロリー、豚骨ラーメンは約450キロカロリーです。比較的高カロリーなのは味噌ラーメンで、540キロカロリーほどです。ライスは、一般的なお茶碗1杯の量であれば、250キロカロリーになります。 醤油ラーメン1杯とライス2杯を食べた場合、1食あたりの摂取カロリーは930キロカロリーです。トッピングの多いラーメンであれば、カロリーはさらに高くなると考えられます。一般男性(30~49歳)の1日あたりに必要なカロリーの目安は、2700キロカロリーであるため、ラーメンとライス2杯の場合、カロリーを過剰に摂取しているといえるでしょう。 また、ラーメンとライスの栄養素は、主に炭水化物と脂質です。スープには脂質のほか、塩分も多く含まれています。トッピングによってはたんぱく質も補えますが、野菜はほとんど乗っていないことが多く、ビタミンや食物繊維が不足しています。 以上を踏まえると、ラーメンとライスの組み合わせは、お得にお腹を満たせても、栄養面では偏りのある食事といえるでしょう。
食べ過ぎには注意して
物価高で節約もしたい昨今の経済事情を考慮すると、ラーメン屋のライス無料は非常にありがたいサービスです。しかし、経済的にいくら得だからといっても、健康面を考慮すると、食べ過ぎには気をつけなければいけません。 また無料だからといって、必要以上に注文しすぎて食べきれずに残してしまうのはフードロスの観点から考えても避けるべきです。健康やフードロスのことも考えながら、お得においしいラーメンでお腹を満たしましょう。 出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)(※84ページに記載あり) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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