関西 今日は大阪・豊中市で38.7℃を観測 明日以降も40℃近い暑さの所ありそう
8月スタートの今日1日も近畿地方は夏空が広がり、うだるような暑さとなりました。近畿地方で最も気温が高かったのは大阪府の豊中市で38.7℃(1日15時時点)。体温を超えるような、危険な暑さの所もありました。明日2日以降も40℃に迫るような暑さの所が出てくる見込みで、熱中症に対して最大限の警戒が必要です。
今日1日 関西各地で猛烈な暑さに 大阪・豊中市は38.7℃を観測
今日1日も近畿地方は真夏の空気を持つ太平洋高気圧の圏内。強い日差しが照りつけ、気温がかなり高くなりました。近畿地方で最も高い気温を観測したのは大阪府の豊中市で38.7℃。また、奈良県の十津川村・風屋で38.5℃、京都市で38.3℃など、体温を超えるような危険な暑さが、今日も複数の地点で観測されています。(いずれも今日1日15時時点での最高気温) そして極端な暑さは、この先もおさまる気配がありません。
明日2日以降も危険な暑さ 40℃近い暑さの所も
明日2日以降も危険な暑さが続きます。明日2日、明後日3日と、京都市や奈良市は最高気温が39℃の予想。大阪市も38℃と、猛烈な暑さになるでしょう。4日以降も最高気温は35℃以上の所がほとんどで、京都市は連日の37℃予想。大阪市や奈良市でも37℃まで上がる日があるでしょう。 8月7日は「立秋」と、暦の上では秋が始まりますが、実際に秋らしさを感じるのは、まだまだ先となりそうです。
厳しい暑さは長丁場に
今日1日に気象庁から発表された1か月予報によると、向こう1か月間も近畿地方は、平年より気温の高い状態が続く見込みです。今週・来週に限らず、その先も猛暑が続く恐れがあり、今年の厳しい暑さは、かなりの長丁場となりそう。8月の後半にかけても、引き続き熱中症に警戒が必要です。
熱中症の症状
熱中症には、様々な症状があります。 はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。 他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。 症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。 応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。
日本気象協会 関西支社 小寺 啓太
