NYダウ終値、305ドル安の4万3444ドル…FRBの利下げペース鈍化への警戒感からIT銘柄中心に値下がり
【ニューヨーク=小林泰裕】15日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比305・87ドル安の4万3444・99ドルだった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースが鈍化し、金利が高止まりするとの懸念からIT銘柄を中心に値下がりした。 【図表】日経平均株価、このように推移している
15日に発表された米国の小売売上高の伸びが市場予想を上回り、米国景気の堅調さが意識された。景気の過熱を抑えるため、FRBの利下げが想定より緩やかになるとの見方からネット通販大手アマゾン・ドット・コムや半導体大手エヌビディアなどが値下がりした。
IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は427・53ポイント安の1万8680・12だった。SNS大手メタ(旧フェイスブック)などが値下がりした。