アンチェロッティがマドリーのチーム状況を語る「…がリーダーになりつつある」
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、ラ・リーガ第3節のラス・パルマス戦へ向けた前日会見に臨んだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 開幕戦でマジョルカとドローも、続く2節のレアル・バジャドリー撃破でギアが入ったと思われるマドリー。フェデリコ・バルベルデのさすがとしか言いようがない一発、18歳エンドリッキのデビュー弾などが飛び出した。 アンチェロッティ監督いわく、ここに来てDFダビド・アラバがランニングを再開したそうで、加入から2戦ノーゴールのFWキリアン・ムバッペについては「日に日に良くなっている。私が様子を見ているのだ」と今後へ自信。 前線3枚のスターターでゴールを決めているのはロドリゴだけ、という状況も「ゴールの問題はここでは起こらない。そんなことが過去にあったか? ヴィニシウスもムバッペも次でゴールを決めると誓っているさ」とした。 時代の変遷という点では、トニ・クロースの現役引退がもたらす影響を誰もが心配したところ。昨夏カリム・ベンゼマが退団した時と同じ“大きな穴”だが、やはりこのイタリア人指揮官に「焦り」など存在しない。 「チームと構造は毎年変わる。あわせて“挑戦”の定義も微妙に変化する。いたって普通のことだろう? 昨年私が必要としたのは『時間』で、今年は『コスト』かな(笑)」 「クロースのような選手はそうそう現れない。オーレリアン・チュアメニが我々にとってベースの存在となり、重要な特徴の持ち主だ。彼に『クロースの代わりをやれ』だなんて私は言わない。それぞれの特徴をチームに適応させる」 その一方、「バルベルデには年間30ゴールを要求した」と冗談を放ち、「彼はロッカールームのリーダーになりつつあるよ」と称賛。 マドリーは今季良いスタートを切ったようだ。
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