石破総理 韓国「戒厳令」に「重大な関心持ち注視」 日本人の安全に「万全期す」
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3日夜、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が国会での野党の対応などを理由として政党の活動などを禁止する戒厳令を発令しました。大統領は4日朝、戒厳令を解除しましたが、混乱が続いています。これに対する日本政府の対応です。石破総理大臣は「重大な関心を持って注視している」と強調しました。 (政治部・千々岩森生記者報告) 政府関係者からは一様に、「大変驚いた」「想定外だ」という声が上がっていて、改善が進んでいた日韓関係の今後を心配する見方が広がっています。 石破総理大臣 「昨晩の戒厳令発出以来、私どもとして特段の、かつ重大な関心を持って注視をいたしておるところであります」 また、韓国にいる日本人の被害情報はないと述べ、「安全に万全を期す」と強調しています。 石破総理は、来月前半の韓国訪問を調整していますが、総理周辺は4日朝、「これで分からなくなった」と、実現を不安視しています。 また、この年末には、日韓議連会長の菅元総理や中谷防衛大臣も韓国訪問を予定していましたが、こちらも影響が懸念されています。 日米韓の緊密な連携を基盤に中国や北朝鮮と向き合うという、政府の基本戦略にも影を落とす可能性が出ています。
テレビ朝日