【スキンケア研究家・三上大進インタビュー】自信を与えてくれた、美容の力を信じている
インスタライブでは親しみを込めて「大ちゃん」と呼ばれ、軽快なトークが大人気のスキンケア研究家・三上大進さんにインタビュー! 〈画像〉透明感溢れる肌!三上大進さんのインタビューショット
三上大進さん
スキンケア研究家 外資系化粧品会社でマーケティングに従事したのち2018年に日本放送協会入局。2018平昌、2020東京パラリンピックにてリポーターを務める。生まれつき左手の指が2本という、左上肢機能障害を持つ。スキンケアブランド「dr365」のプロデューサー。 ・NHKパラリンピック放送リポーター 2018平昌、2020東京とパラリンピックのリポーターを務める。人懐っこい笑顔に的確なコメントが話題となり、一躍時の人に。その後も精力的にメディア活躍中。 ・スキンケア研究家 美賢者たちがこぞって愛用するスキンケア「dr365」のプロデューサー。コロナ禍で行ったインスタライブで視聴者からの悩みを募り、処方にこだわり開発。 ・大人気インスタライブ コロナ禍にスタートさせたインスタライブ(@daaai_chan)は今も大人気。ライブ中に寄せられるあらゆるお悩みに、ひとつひとつ真摯に答えている。 誰しもが持つコンプレックス。私も大きなコンプレックスと向き合ってきました。 抜けるような透明感を湛えた肌にツヤツヤの髪。よく通る鈴のような音色の声が印象的な三上大進さん。タレントやスキンケア研究家として活躍しながら、スキンケアブランドもプロデュースするという多才さを発揮する彼は左手に障がいを持つ。「左手は常にポケットの中に入れていました。そこが逃げ場だったように」と振り返る三上さんは笑顔だ。「でも障がいをきっかけにパラリンピックのリポーターの機会を得て、新たな扉を開くことができました。みなさんのコンプレックスと、まっすぐに向き合えたらうれしいです」
あなたの存在がきっと誰かの「金継ぎ」に
ひびが入ったり、割れてしまった陶器などを、漆や金で継ぐことで修繕して、世界にたった一つしかない特別な器へと仕上げる日本の伝統技術──。それが『金継ぎ』。欠けてしまい本来なら捨ててしまうものが、割れる前にはなかった新しい価値を持ったマスターピースに変わるという素晴らしい文化です。もし私の障がいを器にたとえるなら“欠けている”と表現されるのかもしれません。漢字にすると「障害」ですし、実際そう言われることもあります。でもこの3本の指に、さまざまな出会いや学びが経験と共に施され、世界ひとつしかない、今の自分自身があります。これは私に限ったことではありません。誰かから教えていただいたり、与えていただいたり、支えていただいたりした経験が、誰もが一度はあるはずです。だからきっと、あなたの存在そのものが、誰かにとっての「金継ぎ」──かけがえの無い、たった一人の代わりのいない存在です。