「ふくらはぎ」が太いのは猫背だから!? ふくらはぎを太くするNGスポーツも?専門家が解説!
ふくらはぎといえば、痩せてもあまり変化が出てくれない憎らしい部位。「昔スポーツをしていたから?」と悩んでいる人も多いようだけど、本当の原因は姿勢や歩き方だって知ってた?! 【動画】ふくらはぎ瘦せを叶える、おすすめのトレーニング しかも、その理由でふくらはぎ以外にも脂肪がついてしまうというから、これは一刻も早い対策が必要。トレーニングと習慣の改善で、メリハリのある美脚へ! ▼渡部広介/株式会社フィットネスマーケティング 代表取締役社長NSCA公認パーソナルトレーナー
ふくらはぎが太くなる原因は?
ふくらはぎが太くなるのは、もとを正すと骨盤の前傾が原因です。骨盤が前傾すると猫背になり、前傾した上半身を支えるために膝が曲がります。すると歩く時に足を引き上げられないので足首の関節が固定され、いわゆる摺り足やバタ足といわれるような歩き方になってしまいます。これは腰の曲がったおばあちゃんの歩き方を想像してもらうと分かりやすいですね。 腰、膝、足首といった関節が固定され、かかと着地・つま先蹴り出しでの正しい重心移動ができないとどうなるか。歩くたびに身体の体重がすべてふくらはぎにかかってしまうんです。だから筋肉が肥大し、太くなってしまう。脂肪の滞留と筋肉の肥大という違いはあるものの、原因は太ももやお尻と同じなんですよ。
ふくらはぎを太くする、NGなスポーツとは?
フットサルは足首を意識して使うので、足首の関節機能向上にはいいと思います。“サッカーなんて余計ふくらはぎが太くなりそう!”と思うかもしれませんが、そうではありません。サッカーに限らずバスケでもバレーでも、競技をしているすべての人がふくらはぎが太いわけではないですよね? ふくらはぎは“遅筋”と呼ばれる持久的な運動に長けた筋肉で、その特徴と同じく、持久的な負荷に反応して肥大化します。特定の運動によってふくらはぎが太くなるということであれば、ランニングの方がずっと危険です。とくにアスファルトのような硬い地面を走っている人は要注意。足首の関節がきちんと使えていない状態では、地面からの衝撃も合わさって相当な負荷をふくらはぎに持続的にかけてしまっている可能性がありますよ。