【NFL】元ラグビー選手のチーフスRBリース・ザミットが初めてのフットボール練習を満喫
ケルシーはNFLから引退したばかりの兄ジェイソン・ケルシーとリース・ザミットについて話した際に「最初は屈辱的な経験になるだろうな」とコメント。
「その移行は簡単じゃない。この2つはまったく違うスポーツだ。でも、彼はアスリートだし、チーフスもそれを見ていた。彼は賢い子で、賢い選手だから、いずれはオフェンスを理解できるようになるだろうけど、NFLに慣れるまでの数カ月は、彼にとって厳しいものになるだろう」
「俺たちは子どもの頃からずっとこのスポーツをやってきたから、長年かけて培ってきた小さな直感があるけど、彼はそれに追いつかなきゃいけない。俺が彼におくった最大のアドバイスは、それにできる限り圧倒されないようにすることだ。君にはプレーできる可能性があるとみんなが信じている。だから、シーズンが始まるまでの短い間にできるだけ多くのことを吸収し、できるだけ多くのことを学ぶんだってな」
チーフスでの初練習でこうした現実に直面したリース・ザミットは、適応するのには時間が必要だと月曜日に報道陣に明かしている。
「まったく異なる」と語ったリース・ザミットは次のように続けた。
「ラグビーには流動性がある。プレーがコールされるセットピースの場合を除いてね。ラグビーでは1試合に20から30プレーなのに対してここでは100回ある。プレーブックを学ぶのは面白い。もちろん、まだ少ししかインストールしていない。まだ1週間しか経っていないけど、とことん楽しんでいるし、この先何が起こるか楽しみだ」
それでも、IPPプログラムのメリットにより、チーフスにリスクはない。新しいキックオフフォーマットの施行によりキックオフリターンの重要性が増すと予想されている中で、チーフスはリース・ザミットが自身の身体能力を生かして、おそらくリターナーとして53名のロースターに名を連ねられるかを確かめるために、チャンスを与えようとしている。また、将来性を見せた場合、リース・ザミットはひょっとするとチーフスのバックフィールドで活躍するようになるかもしれない。