2000円でおつりがくる!?特別な日もそうでない日も食べたくなるガストの「至福のフレンチコース」が満足過ぎた!
ファミリーレストランとして、まさに老若男女幅広い層に支持されている「ガスト」。今回、手軽にフレンチを楽しんでほしいと「至福のフレンチコース」が登場した。しかも、TVなどでもおなじみ、白金台「L’allium(ラリューム)」の進藤佳明シェフが監修した本格派。気になる「至福のフレンチコース」を食べてみた。 【写真】ガストのフレンチ、メインはやっぱりハンバーグ ■TVでの共演がきっかけでスタートしたプロジェクト 看板メニューとも言える「チーズインハンバーグ」をはじめ、さまざまなメニューが楽しめるガスト。リーズナブルに外食ができるという印象だが、今回登場したのはなんとフレンチ。フレンチというと高級感があり、普段なかなか食べる機会がないという人も。それはそのまま今回のプロジェクトをスタートさせるきっかけにもなったそう。「高級感のあるフレンチを手軽にガストで食べてほしい」という思いから、TVで共演した白金台「L’allium(ラリューム)」の進藤佳明シェフに打診した。 進藤シェフも最初は引き受けるのを悩んだそう。それでも「フレンチはどうしても敷居が高いと感じられるので、たくさんの人に食べてほしいという思いがありました。日本全国に店舗のあるガストならより多くの人にフレンチを味わってもらえると思い、一緒に取り組むことになりました」と進藤シェフ。そこから、約半年かけてメニュー開発が行われた。 ■前菜、スープ、メイン、デザートのコース仕立て さっそく「至福のフレンチコース」(1990円)を食べてみた。コースは前菜、スープ、メイン、デザートという内容。コースというだけあって、料理は順番に運ばれてくる。まずは前菜の「3種の前菜盛り合わせ」。 向かって右にあるのが「サーモンマリネのグジェール<サクッと焼き上げた一口サイズのシューにスモークサーモンをのせて>」。名前からしてフレンチっぽい。グジェールはチーズ風味のシュー皮のことで、この生地のサクッとした食感に苦労したそう。ひと口で食べるとサーモンのねっとりとした食感と風味にグジュールの食感が合う。オニオンスライスのシャキシャキ感もアクセントになっている。 「アンディーブの柚子ビネグレット和え<柚子果汁オリジナルソースを加えたサラダ>」は、アンディーブはチコリのフランス語。小さな白菜のような見た目だが、ほのかな苦みが特徴。これを柚子、はちみつ、オリーブオイルで作ったドレッシングで和え、柚子の爽やかな酸味でさっぱり食べられる。 「帆立のバターソテー<バターの香ばしい香りの北海道産ホタテ焼き>」はホタテの甘味が感じられてそのままでもおいしいが、アンディーブと合わせて食べるのがシェフのおすすめ。ということで一緒に食べてみると甘味と酸味と苦みのバランスがよくて、より上品さが増す。ファミレスでこんな味を食べられるとは。 次に出てきたのはスープ。「カリフラワースープ ~カリカリパンチェッタとクルトン添え~<カリフラワーとブイヨンのふわふわクリーミー仕立て>」という名前のスープは、美しいほどの白いスープ。まずはそのままひと口。やさしい味わいのスープで、エアリーさを感じる。すぐにもうひと口とスプーンが進む。 ここにトッピング用に別添えされているパンチェッタとクルトンをのせて、さらにひと口。パンチェッタの塩味とカリカリ食感、クルトンの食感が加わってまた違ったおいしさが口の中に広がる。この食感を大切にするためにトッピングは別添えにしたそうだが、そのおかげで本当にカリカリ!ふわっと空気感のあるスープにトッピングの食感!合わせて食べるとたまらない。料理には大切な要素だと改めて感じさせてくれるスープだ。 ■フレンチシェフの手にかかるとハンバーグはこうなる! そして、いよいよ登場したのがメイン。「卵の赤ワインマリネ/ビーフ100%ハンバーグ ペリグーソース~ごぼうのチップをのせて~<赤ワインやトリュフを使った香り豊かな濃厚ソースとビーフ100%ハンバーグ>/クリーミーマッシュポテトと温野菜<口当たりのよいジャガイモときのことほうれんそう草>」。 ハンバーグはガストではおなじみのメニューだが、今回ばかりはちょっとわけが違う。運ばれてきた瞬間からトリュフのいい香りが漂う。ハンバーグの上にはごぼうのチップがのっていて、見るからにジューシー。まずはこのハンバーグをひと口。粗挽き肉と細挽き肉を合わせているので、ジューシー。 合せているソースはトリュフの香り豊かで、飴色になるまで炒めた玉ネギや赤ワインで味に深みを感じる。とにかくソースが抜群においしいので、たっぷりハンバーグに絡めて食べるのがおすすめ。添えてある赤ワイン卵を割ってソースと混ぜたり、マッシュポテトとソースを混ぜたりしてもまた違った味わいになっておいしい。今回はパンをチョイスしたので、このソースをパンにつけて、ソースも存分に堪能した。ご飯との相性もよさそうなので次回はライスでも試したい。 十分おなかが満たされてきたところでデザートが登場。「ブランマンジェプラリネ<ヘーゼルナッツの風味が広がるホワイトデザート>」は、見た目はシンプルなとろける口溶けのブランマンジェ。スプーンで持ち上げると、何とも言えない柔らかさ。しっかりハンバーグを味わったあとにぴったり。おなかも心も満たされるこのコースが1990円というから驚きだ。 ■子どもには子どものためのフレンチプレート 前菜から始まってデザートまでコースで味わうフレンチはやっぱり特別。これをガストで味わえるなんて!ファミリーレストランということで、ちゃんと子ども用メニューもある。「お子様幸せフレンチプレート」(990円)は、とうもろこしのポタージュ、ミニチーズINハンバーグ デミグラスソース~ごぼうのチップをのせて~/チキンライス、ブランマンジェプラリネ<ヘーゼルナッツの風味が広がるホワイトデザート>がワンプレートになっていて、これまたいつものハンバーグメニューとはひと味違った内容になっている。 「至福のフレンチコース」はぜひともコースで味わいたいが、それぞれ単品でのオーダーも可能。通常のメニューに前菜やスープをプラスするとか、ティータイムにデザートだけ食べるというのもOK。自分の好きなように楽しめるのもガストならでは。 「至福のフレンチコース」は2025年1月22日(水)まで。年末年始にちょっとリッチな食事を楽しむのにもぴったり。ガストでしか味わえないカジュアルフレンチをぜひ食べてみよう。