ホンダ「フリード」の新型が8年ぶりに登場! どう進化した? 実車を確認
■キャプテンシートは使い勝手◎ 2024年5月9日時点でエンジンスペックは非公表のままだが、2代目フリードよりも格段に進化していることは間違いない。 コンパクトなサイズながら多彩なシートアレンジができるのはフリードがこれまで培ってきた強みだ。個人的には、2列目シートが独立しているキャプテンシートを採用した6人乗りモデルは、クルマから降りることなく、運転席から3列目シート(あるいは荷室)までアクセスできるのが嬉しい。この点は新型フリードでも変わりない。キャプテンシートは小さな子どもを乗せているときやたくさんの荷物を乗せているとき、誰かと運転を代わりたいときなど、あらゆるシーンで重宝する。
こうした使い勝手の良さをコンパクトなサイズでまとめているクルマはそう多くない。いい点はこれまで通り継承されているし、エクステリアもインテリアもデザインがシンプルでより精悍になった印象を受けた。新型フリードなら飽きずに長く乗り続けられるだろう。 ■ 室井大和 むろいやまと 1982年栃木県生まれ。陸上自衛隊退官後に出版社の記者、編集者を務める。クルマ好きが高じて指定自動車教習所指導員として約10年間、クルマとバイクの実技指導を経験。その後、ライターとして独立。自動車メーカーのテキスト監修、バイクメーカーのSNS運用などを手掛ける。
室井大和