錦織圭、決勝進出ならず。世界59位にストレートで敗れる[スロバキア・オープン]【テニス】
錦織圭、世界59位に敗れて決勝進出ならず
現地11月2日、ATPチャレンジャーツアー「スロバキア・オープン」(スロバキア・ブラチスラバ/チャレンジャー125)シングルス準決勝が行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク140位)は、第1シードのロマン・サフィウリン(同59位)に4-6、3-6のストレートで敗れて、決勝進出とはならなかった。 【動画】錦織圭の強烈なフォアハンドとドロップショットの繊細なタッチを披露 34歳の錦織は、9月に開催されたジャパン・オープンで元全米覇者のマリン・チリッチ(クロアチア)や、今季自己最高の世界28位を記録しているジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を下して8強入り。その後、ATPマスターズ1000上海では2回戦、ATP500ウィーンでは初戦で姿を消したものの、トップ20とも競る内容を見せた。 1ヵ月ぶりのチャレンジャー大会出場となった今大会は、1回戦で今季ツアータイトルを手にしている第3シードのマートン・フチョビッチ(ハンガリー/同88位)、2回戦でルーカス・クライン(スロバキア/同146位)、コンスタン・レスティエンヌ(フランス/同196位)をいずれもフルセットで勝利。昨年6月のチャレンジャー大会、プエルトリコ・パルマスデルマール以来となる1年5ヵ月ぶりに公式戦4強入りを果たした。 準決勝の相手は、今年1月にキャリアハイとなる世界36位を記録しているサフィウリン。試合は両者落ち着いた立ち上がり。その中でラリー戦で分があるのが錦織か、サフィウリンのミスを誘って、第5ゲームでブレークする。だが、直後のゲームでストローク、サーブのミスが重なり、サービスキープできずにリードを守り切れない。4-5ではセカンドサーブを叩かれて0-40となり、これをしのぎ切れずに4-6でセットを失った。 続く第2セット、挽回したい錦織だったが、サフィウリンの正確で力のあるサーブとミスのないプレーに苦しい展開。第2ゲームでリードを奪われてしまう。3試合連続でフルセットの戦いを制している錦織は、体力的に厳しい中で追いすがるが、ブレークバックすることはできず。そのままストレートで敗れた。 今季2度目のチャレンジャー優勝を狙うサフィウリンは、決勝でラファエル・コリグノン(ベルギー/同167位)とディノ・プリズミッチ(クロアチア/同380位)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部