花火大会、幻想的で圧巻 名勝“長瀞”岩畳を照らし、大勢の客を魅了 輝く灯籠の数々、上流から流れてきてスターマインの下きらびやか 万灯船2隻、今回運航しなかった理由は
長瀞の夏の風物詩「長瀞船玉まつり」が15日、埼玉県長瀞町長瀞の岩畳周辺の荒川で行われた。万灯船の上空に約3千発の大輪の花が咲き誇り、県内外から集まった大勢の見物客を魅了した。 【動画】昨年の花火大会の様子 船玉まつり、迫力ある音が響く 夕方前から盛り上がり、露店に客大勢
町名の由来にもなっている「長瀞(長瀞渓谷)」は、1924年に国の名勝および天然記念物に指定され、今年12月で100周年を迎える。同まつりは、舟下りの船頭たちが水神様を祭ったのが始まり岩畳を包む幻想的空間長瀞で船玉まつりといわれており、指定を受けた当時から継承されている。 今年は、台風7号が関東に近づいていることから、ぼんぼりで飾り付けた万灯船2隻は運航せずに川岸に停留。上流からはきらびやかな灯籠が流された。花火大会は午後7時過ぎに開始。スターマインや尺玉の花火が次々に夜空へ打ち上がると、岩畳周辺は幻想的な空間に包まれ、大勢の見物客が光と音の競演に酔いしれた。