日本で1番「犯罪認知件数」が少ない都道府県はどこなのか 正解したのは全体の約2割だった
日本で1番「犯罪認知件数」が少ない都道府県はどこかご存知でしょうか。 今回アンケートを取ったところ、全体の22%が知っているということが分かりました。 ◆【写真2枚】都道府県別の「刑法犯罪の認知件数」のランキング(少ない順)を見る 記事後半では、日本で1番「犯罪認知件数」が少ない都道府県の経済面について紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
犯罪認知件数が1番少ない都道府県はどこなのか
LIMO編集部が全国の10歳代~60歳代の男女200名を対象に、「鳥取県」「秋田県」「島根県」「徳島県」の4択のうち、「刑法犯罪の認知件数が1番少ない都道府県はどこでしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の32%が鳥取県と回答。 次に多かったのが30%の秋田県。そして22%の島根県、18%の徳島県という順番になりました。 各県の人口は、鳥取県が53万1808人。秋田県は89万8197人、島根県は64万2392人、徳島県は68万6625人で、鳥取県が1番少ない数値となっています。 ※各県の人口は2024年8月1日時点のもの
各都道府県の刑法犯罪の認知件数ランキングを見てみると…
警察庁が発表した「令和5年警察白書」によると、2022年の刑法犯罪の認知件数が1番少ない都道府県は島根県です。その数は1834件。次いで秋田県の1871件、鳥取県の2017件、徳島県の2256件という順番となりました。 全国総数は60万1331件。日本で1番人口の多い東京都は犯罪認知件数も1番多く、7万8475件となっています。アンケートの選択肢にあった4県を合わせても(7978件)東京都の約10分の1なのです。 ちなみに刑法犯罪の認知件数ワースト5は、東京都の7万8475件、大阪府の6万8807件、埼玉県の4万1983件、愛知県の4万1248件、神奈川県の3万6575件となっています。
島根県の県内総生産は2兆5995億円
ここからは日本で1番、刑法犯罪の認知件数が少ない島根県について紹介します。 島根県は中国地方の北部にあり、東は鳥取県、西は山口県、南は中国山地を隔てて広島県に接し、北は日本海にのぞんでいます。日本で19番目となる6708平方キロメートルの面積に、64万2392人が生活をしているのです。各市町村の人口を見てみると、県庁所在地の松江市が19万9023人。出雲市が17万927人、浜田市が5万1790人でした。 2021年度の県内総生産は、名目2兆5995億円。県民所得は1兆8714億円、1人当たりの県民所得は278万8000円でした。 ※各市町村の人口は、2023年10月1日時点のもの ●調査概要 ・調査日:2024年8月30日 ・調査人数:200人(全国の10歳代~60歳代)
参考資料
・クロス・マーケティング QiQUMO ・鳥取県「鳥取県の推計人口」 ・美の国あきたネット「秋田県の人口と世帯(月報):2024(令和6)年8月1日現在」 ・島根県「島根県の推計人口」 ・徳島県「徳島県の人口(徳島県推計人口)」 ・警察庁「令和5年警察白書」 ・島根県「令和3年度 島根県 県民経済計算」
小野田 裕太