<リオ五輪速報>男子200m個メで萩野が銀メダル 「戦う力がなかった」
競泳の男子200メートル個人メドレーの決勝が11日(日本時間12日)現地で行われ、萩野公介(21、東洋大)が銀メダルを獲得した。萩野は400メートル個人メドレー、800メートル自由形リレーに続く3つ目のメダル。金メダルは、史上初の五輪4連覇を果たしたマイケル・フェルプス(米国)。自己記録を更新した藤森太将(24、ミキハウス)は、惜しくも4位に終わった。 6レーンを泳ぐ萩野は、最初のバタフライは3位タイでターン、ポイントだった背泳ぎで少し遅れた。平泳ぎで萩野、藤森が先頭集団にくらいつき、最後の自由形でフェルプスが抜け出したが、萩野が必死で追い上げて2位でゴールした。 レース後、悔しさから座り込んだ萩野は、「もっと、いい勝負をしたかったというのが、率直な感想。オリンピックを6日間通してやってきて、通して戦う力がなかったということで、ちょっと疲れました。ずっと、スピードが出ていないので不安だったが、最後は考えても仕方がないと思って、ペレイラはブラジルですし、フェルプスもロクテもいて、ここで泳げることを幸せに感じて泳ぎました」と、スッキリした表情で振り返った。 一方、惜しくも4位に終わった藤森は、「(ゴールで他の選手は)見えていなかったんですけど、悔しいです。自分はこの1本、覚悟して臨みました。夢の舞台で泳がせてもらった。父、応援してくださった人々に感謝の気持ちでいっぱいです」と、悔しさを隠さなかった