【ソフトバンク】石川柊太がFA行使検討 「恩義」より「挑戦」へ…人的補償なしのCランク
ソフトバンク・石川柊太投手(32)が今季取得した国内FA権の行使を検討していることが3日、分かった。石川は昨オフ、球団と単年契約を締結。今季年俸は1億2000万円(推定)で、人的補償の発生しないCランクとみられる。権利行使の可能性が高く、他球団との争奪戦が予想される。 石川は2013年ドラフト育成1位指名で入団。16年に支配下登録され、20年に最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。今季は先発と救援で15試合に登板して7勝2敗、防御率2・56。8月以降は安定した投球が光り、日本シリーズでは第4戦の先発を託された。通算成績は実働8シーズンで185試合に登板して56勝41敗、8ホールド、3・32。球団は「来季以降も先発として重要な戦力」と全力で慰留に努め、宣言残留を認める方針だ。 先発、中継ぎで確かな実績を残し、侍ジャパンの選出経験もある実力派右腕。育成から這い上がった右腕は球団への強い恩義を持ちつつ、新たな挑戦にも強い興味を持っている。今オフ、石川の去就のゆくえに注目が集まるのは必至だ。
東スポWEB