年末年始もラストに驚愕! 衝撃のエンディングに震える”どんでん返し”映画5選!
米司法制度に切り込んだ硬派なサスペンス!『推定無罪』
予想を超えたエンディングを迎えるどんでん返し映画を5本セレクト。作品紹介の後半には【ネタバレ】が含まれているので、ラストを知りたくない人は記事を読まないようご注意ください。なお「あの作品が紹介されていない!」「もっと、どんでん返し映画を知りたい!」という人は、関連記事“【まとめ】まさかのエンディングに驚愕! どんでん返し映画60本!”のチェックをお願いします! 著者スコット・トゥーロが検事補時代の通勤電車の中で8年がかりで書き上げたというベストセラー小説を『大統領の陰謀』で知られる名匠パクラが監督し、その硬質な筆致により高評価を博した司法サスペンス。検事補ラスティは仕事も家庭生活も順調なはずだった。しかし、かつて不倫関係にあった同僚のキャロリンが何者かに殺害されたことで風向きが変わりはじめる。殺害現場に残された物的証拠はなぜかラスティにとって不利となるものばかり。彼は検察側から一転して容疑者の立場へ叩き落とされ、裁判で容赦ない追求を受けることに……。 【ここからネタバレ】 法廷での駆け引きの末、証拠不十分となり自由の身になるラスティ。その後、彼は自宅の工具箱から血のついた鈍器を見つけてハッとする。真犯人は最も身近なところにいた。すべてはキャロリンへの未練を捨てられずにいる夫の本心に気づいた妻が、復讐や嫉妬などの感情が相まって後先考えずに及んだことだったのだ。正義や真実を最も重んじるべき立場のラスティが、結局、真相を闇に葬ってしまう結末が重くのしかかる。
あなたはこのトリックを見破れるか!?『グランド・イリュージョン』
謎の人物によって引き合わせられた腕利きのマジシャン4人。やがて「フォー・ホースメン」としてラスベガスで巨大なマジックショーを開催した彼らは、パリの銀行から多額の現金を忽然と消し去り、大反響を呼び起こす。次なるショーで彼らは保険会社のオーナー、トレスラーの口座から多額の金を災害被災者たちへと分配。FBI捜査官のディランは血眼になって彼らの狙いやトリックを解明しようとするが、ことごとく裏をかかれてしまう。トリック破り動画で人気を博すタデウスも動き出す中、やがてホースメン最大のショーの幕が上がり……。 【ここからネタバレ】 一連のショーにはすべて繋がりがあった。核にあるのは、かつてマジック中に命を落とした奇術師、ライオネル・シュライク。彼の遺族に補償料を支払わなかったパリの銀行とトレスラーの保険会社、その他、不良品を提供した金庫会社も復讐の標的だった。さらに最後のショーで奪われた現金は、トリック破りでシュライクを没落させたタデウスのクルマから見つかり……。実は、ホースメンを追っていたFBI捜査官ディランこそすべての首謀者で、奇術師シュライクの息子なのだった。