雨中の疾走「岸和田だんじり祭」やりまわしに歓声
雨中の疾走「岸和田だんじり祭」やりまわしに歓声 撮影・編集:柳曽文隆 THE PAGE大阪
大阪・泉州の秋の風物詩「岸和田だんじり祭」が15日に宵宮を迎え、朝から街中を各町のだんじりが駆け抜けた。16日には本宮を迎える。 【拡大写真と中継録画】岸和田だんじり祭・春木駅前から「やりまわし」中継
岸和田だんじり祭は、五穀豊穣を願っておよそ300年前から始まったとされている。15日午前6時ごろから、岸和田駅前は大勢の観客が沿道を埋め尽くし、だんじりの豪快な見せ場である「やりまわし」や、屋根の上で華麗に舞う大工方の姿などに大歓声をあげていた。
一方、同市春木若松町の春木駅付近でも、春木地区のだんじりがさっそうと街を駆け抜け、多くの観客が歓声をあげている。同日は時折雨が降るなど、ぐずついた天気が続くが、だんじりは「そーりゃ、そーりゃ」の掛け声と大きな太鼓とともに、颯爽と駆け抜けていた。
岸和田市内から家族で見に来たという40代の女性は「今年は台風21号の被害があって、この辺もまだブルーシートをかぶせた屋根が多くて、私の家もガラスが割れたりした。けど、だんじり見たら元気になれるんで、きょうとあしたは楽しみます」と笑顔で話していた。