「70歳代夫婦で貯蓄3000万円以上」ほしいが現実は?「厚生年金と国民年金」の平均月額も確認
日本気象株式会社「2024年桜の開花・満開予想(第9回)を発表」によれば、2024年の桜の開花時期は東京が3月22日頃の予想となっており、満開の時期は3月29日頃の予想です。 【写真4枚】「70歳代・二人以上世帯の貯蓄額」&「厚生年金と国民年金」の受給権者数を1万円刻みで見る!(出所:厚労省など) 街中をピンクに彩る桜の季節は、毎年気持ちが明るくなるもの。いま現役世代で仕事や家事育児に忙しくしているご夫婦でも、この時期になると「いつまでも夫婦で仲良くお花見できたらいいな」なんて思いを馳せる方もいるのではないでしょうか。 お花見のようなイベントを気持ちよく迎え、楽しむためにも重要となってくるのが、生活の基盤となるお金です。 特に老後は仕事による収入がなくなれば、年金や貯蓄で生活設計をたてることになります。 物価高など社会情勢の影響が家計に響く昨今では、「老後資金に3000万円くらいはほしい」と思う方も少なくないでしょう。 では、今のシニアはどれくらいの貯蓄を保有しているのでしょうか。今回は70歳代・二人以上世帯の貯蓄額と、現代シニアの厚生年金と国民年金の平均月額、また2024年度の年金額例をみていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「70歳代夫婦で貯蓄3000万円以上」ほしいが平均貯蓄額と中央値はいくらか
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」より、70歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【70歳代・二人以上世帯】の貯蓄3000万円の割合 ・19.7% ●【70歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1757万円 ・中央値:700万円 現代の70歳代・二人以上世帯において、貯蓄3000万円以上の割合は約2割となりました。 平均貯蓄額は1757万円、より実態に近い中央値となると700万円まで下がり、70歳代夫婦で貯蓄3000万円以上保有するのはどれくらい難しいことなのかがわかります。 では、老後生活の柱である公的年金(厚生年金・国民年金)を、現代シニアは平均で月いくら受給しているのでしょうか。