藤木直人、音楽デビュー25周年! 初の武道館と全国ツアー 感動の瞬間とファンへの思い
――「Naohito Fujiki Live Tour ver14.0~BE FREE~」は、7年ぶりにバンドだけのシンプルなライブ構成に。 「今回のライブはギターソロが多いし、少し飽きてしまうかなという懸念もありました。でもこれが僕のやりたかったことだし、“楽しい”を提供するには、まず僕自身が楽しむことが大切だとも感じていて。ファンのみんなに甘えて、存分に楽しませていただきました(笑)。僕自身もバンドメンバーも本当に楽しいライブツアーになりました。今回のセットリストのポイントは、布袋さんからの『BE FREE』はもちろん、ライブで披露した『JUSTY』。僕が『BOØWY Tribute』というアルバムに参加させていただいた時の1曲なのですが、なかなか自分のライブで演奏する機会がなく、やるならこのタイミングしかない、と。僕が高校生の頃、夢中になった楽曲を、35年経ってステージで披露できているなんて、改めてすごいことですよね」 ――「楽しい」という思いが存分に伝わる公演でした。 「役を演じて作品に入る俳優活動とは違い、音楽活動は自分により近い所で楽しんでいるような気がしています。だって、プロのミュージシャンと一緒に音が出せるなんて本当にぜいたくなことだから。それに加えて、僕の音楽を求めてくれて、ライブを楽しみにしてくれる人がいるなんて本当に幸せなことだと感じています。そう思ってくれる人がいるなら、僕はライブを続けていきたいんです。あと、今回のライブで感じたことと言えば…ギターがうまくなったかもしれない(笑)。当然、もっと上手な方はたくさんいるけど、つたないなりに練習を続けてきて、ライブでずっとギターを弾いてきたからその成果が出たんじゃないかなと思っています」 ――客席が声を出して歌った「パーフェクトワールド」。コロナ禍を経て、あそこまでの声出しは初めてでした。 「『声を出していい』と許可が下りるまで、あの曲はずっと取っておいたんです。ファンの方にとっても思い入れのある曲だと思うから、ようやく一緒に歌うことができて安心しました。あそこで感極まって涙を流してくださる方もいたし、そういったシーンを作れたことはすごくよかったです」