日光山輪王寺 新門跡に柴田立史氏が就任
とちぎテレビ
世界遺産の日光二社一寺の一つ、日光山輪王寺の代表を務める「門跡」が代わることになり20日、新しい門跡の就任会見が行われました。 日光山輪王寺の新たな顔となる、第87世輪王寺門跡に就任するのは、柴田立史権大僧正(74)です。柴田門跡は、任期満了により20日で退任となった石塚慈雄門跡の後を受け、輪王寺の15カ院で構成する一山会議で、満場一致で推薦されました。21日から就任し任期は5年です。 柴田門跡は日光市生まれで、慶応大学文学部を卒業。輪王寺では1977年から光樹院住職のほか、宝物殿館長も務めています。 会見をした柴田門跡はこれからの課題として、インバウンドで増えている外国からの観光客に、日光の良さを味わえるような態勢を整えていくことや、信者や参拝客との交流を図る場所を設けること、さらに、徳川家光の墓所である大猶院が所蔵する文化財の修理・保全を進めることを挙げました。 また、宇都宮市にある輪王寺が創設した児童養護施設「下野三楽園」と、附属の日光幼稚園について経営を続けていく努力をすると言及しました。
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