FFで史上最強を突き詰める!ゴルフGTI クラブスポーツはニュルが似合う【世界のフォルクスワーゲンにスポーツモデルラッシュ①】
スタンダードなGTIより35psパワフル。0.3秒速い!
日本では新しいラインナップが続々発表されたフォルクスワーゲンですが、欧州ではさらに刺激的なスポーツモデルラッシュが続いています。その皮切りとしてまずは、FFゴルフ史上最速のGTIクラブスポーツをご紹介しましょう。 【写真はこちら】新型ゴルフGTIクラブスポーツ 進化の「見」どころ グラフィティ(全13枚) 新しいゴルフGTIクラブスポーツがお披露目されたのは2024年5月末。ニュルブルクリンク24時間レースにおいてスペシャルなプロモーションを行いました。前輪駆動モデルとしてはもっともパワフルな2LターボエンジンEA888 LK3 evo4を搭載、高出力221kW(300ps)、最大トルクは400Nmに達しています。 特筆すべきは電子制御式フロントディファレンシャルロックを標準装備していることで、最適な駆動力を路面に伝達することができます。DCCアダプティブシャシーコントロールはオプションとなりますが、サーキットで本領を発揮する仕様となっていることは確かでしょう。 スタンダードなGTIよりも35psパワフルになったことで、0→100km/h加速は0.3秒短い5.6秒まで短縮されました。 最高速度は電子制御で250km/hに制限されていますが、「レースパッケージ」を装備すればリミッターは解除され、267km/hまで怒涛の加速を見せます。そんな時、最大のダウンフォースを発生するリアの大型ルーフスポイラーが、安定した走行をサポートしてくれます。 ドライビングダイナミクスに関連するさまざまなシステムは、ニュルブルクリンクのユニークなトラック特性に適合させていることも、新しいGTIクラブスポーツの特徴と言えます。 ノルドシュライフェならではの複雑怪奇な起伏を滑らかに駆け抜けるために、DCCアダプティブシャシーコントロールの垂直方向のセットアップと、ビークルダイナミクスマネージャーの横方向のダイナミクスセットアップを最適化することで、難しい路面状況でも最大限のパフォーマンスを発揮することが可能になりました。
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