STORYライターが語り合う!40代の真夏オシャレに大切なこととは|STORY
高温多湿の気候から、あれこれ服で着飾れず、夏はシンプル&カジュアルなファッションになりがち。そんな時、トータルバランスに華やかさを添えてくれるのが、顔と髪。夏のオシャレで輝く人とは? STORY 十年美容ライターが対談しました。
【ライター 松葉】夏のパッと見素敵は<顔と髪>が後押し
■STORY 十年美容ライター 松葉恵里 (40歳) 石川 本当に日本の夏は暑くて、服だけで着飾るのが難しいけど、過去の企画のモデルさんを見てもスナップで目がいく読者さんを見ても、やっぱり共通してるのは、夏は特に、“メークやヘアスタイルで服のオシャレさを格上げしてる”ってこと。読者さんにも人気の甘ニッシュ企画を担当する時は、甘めの色やデザインのトップスに、タイトなヘアやウェットな質感を合わせてバランスをとるようにしてる。 松葉 夏でも素敵! と感じる読者さんたちは辛口なアイテムに女らしいメークを合わせたり、メークで抜け感をうまく出せてたりとやっぱりちゃんと美容も更新されてますよね。夏は顔も体も肌を見せる分量が多いし、土台が大切になるけど、かといって湿気過多な環境の中では工夫しないとすぐに肌や顔、髪の清潔感も失われてしまいがちに……。 宮寺 ファッションが素敵でも髪と肌が残念だとだらしない印象になる気がします。時間がない毎日で、どうしてもファッションの方に気がいってしまいがちだけど、特に夏は美容にもそれと同等くらいの心構えでいられたら、もっと40代は素敵なのに……って感じることが多いです。 尾崎 30代までは存在そのものにフレッシュ感や透明感があるけれど、40代からはエイジングして、見た目年齢はどんどんフレッシュじゃなくなってくるから、せっかくの服を台無しにしないために、ファッション好きさんもまずは土台である自分自身の手入れを、夏は特に気にかけた方がいいと思う。
2024年5月号
2024年6月号
2023年6月号
2024年6月号
【ライター 澁谷】夏は<メークで抜け感演出>が大事
■STORYファッションライター 澁谷真紀子 (50歳) 澁谷 夏といえばメーク崩れとの闘いも。だけど正解の対策をみんな知らなくって夏のシンプル服×よれよれメークで生活感たっぷりになっちゃう人が多いよね。 石川 フィックスミストとか使うべきなのはわかってるけど、いつも使わずに夏が終わっちゃう……。 田路 確かに、メークが崩れてると素敵な服を着てもトータルで見て残念な印象になりますよね。崩れないために、メークを変えよう、と思うかもしれませんが、実はスキンケアが大切。たっぷりと保水をして、透明感を育てるケアをしてほしい。ローションを重ねづけしたり、コットンパックを取り入れるのもおすすめ。肌の土台が整うと服の映え方が確実に変わるから。 澁谷 オシャレなだけでなく、夕方になっても肌がキレイで涼やかな人はつい目がいっちゃうから夏のオシャレを楽しむために、肌づくりって実は重要かも。 石川 オシャレと言えば、この夏は、ワンショルダーやオフショルダーをはじめとした肌見せ服、すごく人気があるよね。 澁谷 そうそう、ひとクセある変形オフショルダーは、着慣れたデニムを華やかに変身させてくれるし、首周りのアクセを引き算したりするのも今年っぽいかな。けど肌見せ服にガッツリメークだとセクシーおばさん化してNGだから、メークでは抜け感を意識しないとだよね。 松葉 40代の抜け感って実は難しくて、ちょっと作り方を間違えると“お疲れ感”とも紙一重に。 宮寺 抜け感って単純に薄くするとか、何もしないってことじゃないですもんね。 尾崎 抜け感って“素肌感”とか“透明感”を感じるメークの状態だと思うけど、それはシミなどのアラがある肌には成立しがたいもの。 キレイな服を着てキレイな所へ行くほどそのギャップでアラも目立って服も台無しになってしまう。 石川 じゃあ、まずはファンデでカバーをしっかりすればいいということ? 尾崎 アラはもちろん隠すけど、ファンデのほかにコンシーラーや下地を活用して丁寧に厚塗りにならないように“作り込む”ことが重要。素肌っぽく見せるためにツヤも欠かせないよね。 田路 あとは、リップやチークも肌のトーンに近いものを選ぶとより一層抜け感が出ますよね。