絶景を存分に楽しむ! “隠れ温泉地”でもある「淡路島」の湯めぐりスポット[FRaU]
有馬や城崎など、全国的にも名高い温泉がひしめく兵庫県。貴族、武士、僧侶、文人、そして庶民と、時代や立場に関係なく、古から人びとは、こぞってこの温泉大国を目指しました。兵庫の湯をめぐってみれば、温泉好きな日本の姿が見えてくる? 今回は、淡路エリアの温泉をピックアップ。
リゾートだけじゃない、温泉も楽しめる淡路
『古事記』にも登場する国生みの島・淡路。瀬戸内海に囲まれ、とくに沿岸はリゾート地のイメージが強いエリアですが、実は複数の源泉がある“隠れ温泉地”。露天風呂から極上の夕日をぜひご覧あれ。
淡路の絶景を存分に
明石海峡公園内にある複合型天然温泉リゾート。幅約45mの大露天風呂は、浸かると水面と目の前の大阪湾が一体化する。午前中は朝日を、夜には月光を浴びながらゆっくりお湯を楽しんで。地元食材をふんだんに用いた料理も。 アクアイグニス淡路島 淡路市夢舞台2-28 営業時間:7:00~22:00(最終受付21:30) 定休日:なし(淡路島国営明石海峡公園の定休日に準ずる) 料金:大人2500円、小人1250円
古代神話に思いを馳せる
淡路島の最北端に位置する岩屋温泉。眼前には、国生み神話の舞台「おのころ島」伝承地のひとつとされる絵島がぽっかり浮かんでいる。1日1組限定の宿で、温泉はもちろん、一流の板前が腕を振るう極上の鮨を堪能しよう。 岩屋温泉 絵島別庭海と森 淡路市岩屋922-1 日帰り入浴:なし チェックイン:15:00~18:00 チェックアウト:11:00
旅のシメは松帆の浦で
淡路島の玄関口に位置する日帰り温泉施設。露天風呂からは万葉集に詠われた「松帆の浦」の絶景と、明石海峡大橋の大パノラマが眺められる。なかでも、湯に浸かりながら見る大橋の点灯は心震える瞬間。瀬戸内の夜景を楽しんで。 美湯 松帆の郷 淡路市岩屋3570-77 営業時間:11:00~22:00(最終受付21:00) 定休日:公式HPを確認 料金:大人730円、小人410円
日常を忘れる海景色
島の東、古茂江海岸に佇む宿。美人の湯と称される「洲本温泉うるおいの湯」と、ミネラルを豊富に含んだにごり湯「古茂江温泉」の2種類の温泉の湯比べが楽しめる。「淡路島3年とらふぐ」など旬の食材をつかった料理も秀逸。 淡路夢泉景 洲本市小路谷1052-2 日帰り入浴:なし チェックイン:15:00~18:00 チェックアウト:10:00 ●情報は、『FRaU S.TRIP MOOK 未来へつづく旅「神戸・兵庫」へ』発売時点のものです(2023年12月)。