中国国際航空、日本/中国間の航空路線就航から50周年、今後の増便や新路線就航に意欲
中国国際航空(エア チャイナ)の日本/中国間の航空路線が就航から今年で50周年となる。これを記念して、同社は2024年9月6日に都内で式典を開催した。当日は、中国、日本の航空、観光、財界から500人を超える関係者が来場。今後も両国間の協力を強化し、路線を強化していく姿勢を示した。 現在、中国国際航空グループは世界43カ国・地域に113路線を運航している。日本路線では、グループ会社の深セン航空、山東航空、マカオ航空とあわせて日本の9つの空港に就航。コロナ禍後の路線は順調に回復しており、現在、両国間では1週間あたり508便(2019年は540便)、週平均で延べ4万7000人の乗客を輸送している。 記念式典で挨拶にたった同グループの閻非副総裁は、「今後も、さらなる輸送力の拡大を図る」考えを強調。特に、東京/北京、大阪/北京、大阪/上海線は、さらなる増便を検討していく方針で、新たな路線計画にも意欲を示した。 記念イベントの来賓には、駐日中国大使館の呉江浩大使、日本からは福田康夫元首相、斉藤鉄夫国交大臣、JALの赤坂祐二会長、ANAの井上慎一社長らが出席。同社の航空ネットワークの拡大による地方往来の促進、両国間の協力関係を強固にしていくことに期待をかけた。
トラベルボイス編集部