「重要な局面で結果を出せる」初のプレーオフに挑む大谷翔平に米メディアが期待感 ジャッジの"リベンジ"にも言及「振るわない数字が残っている」
2024年のMLBポストシーズンが開幕を迎えた。長いレギュラーシーズンを勝ち上がった12チームがしのぎを削る、世界一の座を懸けたハイレベルの戦いがおよそ1か月間にわたり繰り広げられる。 【動画】米メディアも興味津々! 大谷翔平&真美子夫人&デコピンの3ショット そして、その舞台に立つ多くのスタープレーヤーの中でも、やはり今季を沸かせた両リーグのスラッガーへの注目度は高い。米メディア『YARDBARKER』では、ポストシーズンの見どころを紹介するトピックを配信しており、ドジャースの大谷翔平、ヤンキースのアーロン・ジャッジ、それぞれに対し大きな期待を寄せている。 初の大舞台となる大谷に対しては、「メジャー7年のキャリアを持ち、間もなくナショナルリーグのMVPに選ばれるであろうオオタニが、『50/50』クラブを設立したドジャースでの歴史的な初シーズンを終え、ポストシーズンデビューを果たそうとしている」と綴っている他、「プレーオフの経験はないものの、彼は重要な局面で結果を出せることを証明してきている。2023年のワールド・ベースボール・クラシックでの打率.435、出塁率.606、長打率.739、そして防御率1.86がその証拠だ」と指摘。日本代表としての「世界一」の実績を強調している。 さらに同メディアは、故障者が続出したドジャース投手陣が現在も不安定であるとして、「可能性は極めて低いものの、昨シーズン終盤に肘の手術を受けた二刀流のスター選手が、10月にマウンドに復帰するのかどうかも非常に興味深い」と論じており、囁かれるプレーオフでの「投手・大谷」への関心も示している。 また、ヤンキースの主砲としてチームを引っ張るジャッジについても、「またしてもMVP級のシーズンを送り、メジャーリーグをホームラン(58本)など多くの部門でリードしたジャッジは、ポストシーズンでの成績に対する評価を変えたいと考えている」と主張。続けて「ヤンキースはジャッジとともに2度アメリカンリーグ・チャンピオンシップ・シリーズに進出したが、彼のプレーオフでの成績は期待外れで、打率.211、出塁率.310、長打率.462、13本塁打、44試合で66三振と振るわない数字が残っている」と過去の成績に言及する。 その上で、「それでも、ジャッジがレギュラーシーズンで見せたようなパフォーマンスを発揮できれば、ヤンキースは2009年以来初のワールドシリーズ進出に向けて好位置につけるだろう」と見通している。 いずれも球界の顔となる存在ながらも、まだ世界一に登りつめた経験の無い大谷とジャッジ。それぞれの初陣となる現地時間10月5日の地区シリーズ初戦から、頂点を目指す気迫のプレーがみられるはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]