結果「受け止めなければならない」 小此木氏、支援者らに「申し訳ない」―横浜市長選
「申し訳ない」「ありがとうございました」 22日午後8時20分過ぎ、前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)は選挙事務所に集まった支援者らに対して頭を下げながら詫びと感謝の言葉を繰り返し述べた。
午後8時過ぎ、報道各社が元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)の当選確実を伝えた。小此木氏が支持者らの前に姿を現したのはそれからおよそ15分後。自民党、公明党の議員らが挨拶した後にマイクを握り、「結果は全て(の開票)が出てからしっかりと受け止めなければならない」と語った。 今後の活動については「『横浜生まれ横浜育ち』と言ってきたが、人間としてどういう風にして地域、横浜に貢献できるか考えていきたいと思うが、いまは感謝、皆さまに感謝の気持ちのみだ。本当にありがとうございました」と述べた。 国家公安委員長や自民党神奈川県連会長を務めていた小此木氏は、「多くの市民が反対しているIRではない“新たな成長戦略”を打ち出していかなければなりません」(公式サイト)と訴えるなど、カジノを含む統合型リゾート(IR)に反対の立場で横浜市長選に立候補した。 一方、自民党はIR推進だった。「市長になったらまたひっくり返すのではと疑念、不安を持たれた方も少なくないと感じた。説明したが、説明不足、力不足を感じながら、結果を受け止めて分析したい」とも述べた。