横須賀の住宅で火事相次ぐ 3人死亡、3人負傷 神奈川では乾燥注意報
横須賀市内で21日未明、住宅火災が相次ぎ、計3人が死亡し、計3人が負傷した。 午前1時ごろ、同市太田和2丁目、木造2階建てアパート1階のアルバイトの男性(70)方で「居室が燃えている」と妻(68)から119番通報があった。焼け跡から妻の遺体が見つかり、男性も軽傷を負った。横須賀署などが出火原因を調べている。 署によると、男性方は2人暮らし。妻は寝たきりの状態で、逃げ遅れたとみられる。アパートには15世帯が入居しており、2階の一部も焼いた。 午前4時10分ごろには同市汐入町4丁目、無職男性(92)方で、「火が見えている。2階に4人が残っている」と男性の娘(51)から119番通報があった。木造2階建て住宅を全焼。焼け跡から性別不明の2人の遺体が発見されたほか、娘と孫の男性(23)が負傷した。 同署などが原因や身元を調べているが、男性は妻(89)と娘親子の4人暮らし。男性と妻と連絡が取れていないという。 横浜地方気象台によると、県内全域で乾燥注意報が発令されていた。気象台は「乾燥した日が続くので火の取り扱いに十分注意してほしい」と呼びかけている。
神奈川新聞社