みずほ銀行、AIアバターとの対話で営業力を底上げ
みずほ銀行は、エクサウィザーズのAI営業ロールプレイングサービス「exaBase ロープレ」を導入した。外国為替(外為)営業担当者の研修に活用する。12月から利用を開始し、他の部署への展開も検討している。エクサウィザーズが11月12日に発表した。 この導入により、個別フィードバックを通じた効率的なスキル向上と研修担当者の負担軽減が期待されている。 exaBase ロープレは、独自のシナリオ設定、自由なAIアバターとの会話、統一基準での評価が特徴だ。外為取引の実例や市場見通しを題材にした実践的なシナリオを作成でき、みずほ銀行とエクサウィザーズの知見を融合したシナリオも開発可能だ。また、性別や年齢などを自由に設定したAIアバターとの対話が可能で、みずほ銀行が想定する顧客に合わせた新たなアバターも開発できる。さらに、ロールプレイングの結果を事前に定めた評価基準に基づいて100点満点で評価し、AIによる個別フィードバックで課題の明確化とモチベーション向上を図る。 みずほ銀行は、外為営業の専門人材育成を強化しており、変化の激しい市場環境に対応するため、実践的な研修を求めていた。しかし、従来の対面ロールプレイングでは、時間的制約や研修担当者のリソース不足が課題となっていた。