子どもの不登校への悩みや、大人同士のこじれた喧嘩も解決。ウソみたいな本当の魔法「ハグ」が救う3つの素晴らしいこと
難しい話や事情はあと。大事なのはハグすること。
家族やパートナー、友だち……、大切な人にどうやって思いを伝えていますか? 気持ちを言葉にするのって、難しい。かける言葉がみつからなかったり、思いとは裏腹に誤解を生んでしまったり。そんなときに便利なのは、実はハグ! 言葉にしなくても、心のこもったハグなら深い愛情や気遣いを伝えられる。気軽にハグできるような性格なら苦労しない、そんな関係ならそもそも喧嘩になってない...など各々が抱える事情はそれぞれでも、騙されたと思って一度やってみて。絶対に、抱えた問題の"解決のドア"が開くはずだから。 【写真】親も子も、一度は観たい。子どもの感受性を豊かにする素晴らしい「名作映画」15 今回、ハグの素晴らしさを教えてくれるのは、日本人の両親のもとに生まれ育ったハグ大使マリアさん。家族でハグが当たり前となったのは、ブラジルで獣医師として働いていた父親がハグの習慣を家族にとりいれたことから始まった。 日本ではお互いの距離を取ることで敬う気持ちを表現するという文化を理解したうえで、マリアさんが言い続けているのは、「必要な瞬間に大切な人からのハグは人生に絶大な意味をもたらす」ということ。 マリアさんが実際に聞いた、ハグのパワーを感じた瞬間の日本人の話を最初にご紹介しよう。意外に知らないハグのコツも伝授。さぁ、今日から気軽に実践してみて!
こじれた時間を一瞬で飛び越えるハグ
【10年以上、親と連絡をとっていない50代の場合】 親も高齢、いまさら距離を縮めなくてもよいと思っていたAさん。ふと思い立って会いに行くことに。なかなか話がはずまずぎくしゃくしたものの、寝る前に、おやすみと後ろからハグしたら、母親が涙しながら、本音で向き合えなくてごめんね、連絡とってなかったけれど大切に思っているよ、と。父親も最初はハグに照れていたけれど、娘が積極的に強制的に「お父さんも!」とハグしたら、いまではハグが当たり前に。お互いに感謝の気持ちが伝えられる関係性に変わった。 【子どもが不登校になった40代の場合】 自分の殻に閉じこもってしまった子どもにある日ハグをしながら、学校に行かなくても居てくれるだけで十分、大切に思っているのだと伝えたBさん。子どもは自分に自信が持てず、愛されているかどうかもわからずにつらかったと本音を打ち明けてくれた。自己肯定感と安心をもたらしたハグ。1カ月もたたないうちに子どもは学校に行き始めた。