倖田來未、オリジナル曲とカバー曲を織り交ぜたセットリストで会場を熱く沸かす<a-nation 2024>
9月1日、東京・味の素スタジアムで開催された音楽イベント「a-nation 2024」に、倖田來未、TRFが出演した。2002年にスタートした「a-nation」は累計600万人を超える動員数を誇る大型音楽フェス。今回は2020年のオンライン公演以来、4年ぶりの開催となり、5万人を動員し、約8時間にわたるステージが展開された。 【写真】会場をあおりながら全8曲を歌唱し盛り上げた倖田來未 ■大胆な衣装の倖田來未は「キューティーハニー」など8曲を披露 黒と黄色の大胆な衣装で登場した倖田來未。オープニングナンバー「キューティーハニー」からダンサーたちと一緒に熱いステージを展開。「盛り上がっていくよ!」とあおり、「IS THIS TRAP?」へと突入し、勢いをさらに加速させていく。 「結構前から裏でスタンバってたんですよ。とんでもない雨で。それで『お願いやから雨止んでください』って言ってたら晴れました!」と笑顔を見せた。そして、「今日初めて倖田來未を見るって方いますか?」と呼びかけ、上がってる手の数が多いのを確認すると「こんなにアイラインしっかり真っ黒に入れてますけど、結構いい人なんで(笑)」とアピールし、会場を和ませた。 「性格上、何でも欲しがるタイプでございます。一番が大好きです。皆さん、今日は一番の盛り上がりを期待してますからね。“歌って!”とか“踊って!”とか“ジャンプして!”とか結構言うと思います。その時は会場が一つになるようにたくさん歌って踊ってくださいね!」と呼びかけ、「め組の人」で早速客席も巻き込んで「めッ!」で大盛り上がり。 「今日は雨に向かって歌うよ」と言って「WIND」を披露した後、バブルガム・ブラザーズの「WON’T BE LONG」、COMPLEXの「BE MY BABY」を“倖田來未”流解釈によるスタイルで歌唱。 「みんなぬれてるんで私もぬれます!」と、ペットボトルの水を体にかけて「Vroom」を歌い、最後は夏らしい「Poppin’ love cocktail」で、タオルを回したり、ステージを駆け回ったり、まさに完全燃焼でステージを締めくくった。 倖田來未セットリスト 01:キューティーハニー 02:IS THIS TRAP? 03:め組の人 04:WIND 05:WON’T BE LONG 06:BE MY BABY 07:Vroom 08:Poppin’ love cocktail ■シークレットで登場したTRFは「EZ DO DANCE」など3曲で爆上げ シークレットゲストとして登場したTRF。ビジョンに「NEXT ARTIST」としてTRFが紹介されると、会場から割れんばかりの歓声が響き渡った。DJ KOO、ボーカルのYU-KI、ダンサーのSAM、CHIHARU、ETSU。この5人が集まった時のパッションやオーラは別格だ。5人でのステージは2月の日本武道館以来となる。 「BOY MEETS GIRL」で一気にヒートアップし、DJ KOOが「a-nation!会いたかったぜ! 夏はまだまだこれから!」と呼びかけ、「EZ DO DANCE」へ。こちらも5万人が踊り、ジャンプして一体感を作り上げていった。 ラストは「survival dAnce~no no cry more~」。代表曲の3曲を一気に聴かせたステージは、夏祭りの花火のように華やかで、全員の気持ちを熱くさせてくれた。 ちなみに、DJ KOOとSAMはJ-RAPユニット“B.O.C”としてもシークレットで出演し、小室哲哉が作曲・編曲を手がけたデビュー曲「NARIYAMA NIGHT」をフィーチャリング・アーティストのラッパー、呂布カルマと共に披露した。 TRFセットリスト 01:BOY MEETS GIRL 02:EZ DO DANCE 03:survival dAnce~no no cry more~ ◆取材・文=田中隆信