千葉Jに連敗も京都ハンナリーズのエースを担う岡田侑大が感じる確かな手応え「今よりもっと上を目指していけるチーム」
外国籍とのマッチアップは「リスペクトを感じますし、楽しいところはあります」
岡田もチームの進化に手応えを感じているが、そこに満足してはいけないと話す。「今日の前半と、昨日の第3クォーター以外は手応えを感じていますし、去年だったら絶対ここまで来るのはあり得なかったレベルでした。ただ、チャンピオンシップに行くために今のままでいいのかと言われるとそうではないです。今よりもっと上を目指していけるチームだと思います」 また、岡田個人は6試合消化時点で平均15.7得点と見事なスタートを切っている。「(オフに)ウェイトトレーニングをしっかりしたことで、フィジカルが増してドライブもできるようになりました」と手応えを語った一方で「3ポイントシュートの精度が上がってこなくて今、25%です。今日も6本中1本成功でした。フリーで打てるチャンスは少ないですけど、相手のマークを振り切って打つ時にしっかりと決めないといけないです」と課題についても触れた。 今回の千葉J戦に限らず、京都と対戦するチームは岡田にサイズ、フィジカルに優れた外国籍選手をつけることも少なくない。当然タフな状況であるが、岡田は1人の選手としてやり甲斐を感じている。「なんというかリスペクトを感じますし、楽しいところはあります。佐賀戦は(レイナルド)ガルシア選手、群馬戦は(トレイ)ジョーンズ選手とのマッチアップもあり、チームオフェンスを壊してはいけないですが、楽しむことはできていたのかなと」 そして、再びホグと対戦する機会がめぐってきたら、今度はやり返したいと意気込む。「2メートルを超える選手にどうやってアタックするか。河村(勇輝)選手のように日本人ガードでもできる選手はいます。自分も次のステップでそれをできるようにしていきたいです」 京都の攻撃の起点は間違いなく岡田であり、今後もサイズのある外国籍フォワードが彼のマークにつく状況は続いていくはずだ。だが、岡田はその激しいプレッシャーに屈しないタフさを備えている。
鈴木栄一